月9『カインとアベル』出演中の戸塚純貴 撮影/佐藤靖彦

「高校3年間で整備士とかたくさん資格を取得したので、卒業したら大好きな自動車関係の仕事に就こうと思っていたんです。同じころ、母の友人が僕をジュノンボーイに推薦してくれたんですが、結果的に就職は落ちてジュノンボーイには受かるという(笑)。そういう運命だって母に言われて、東京に出てくる決意をしました」

 2010年に『第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で“理想の恋人賞”を受賞して芸能界へ。

 山田涼介が主演を務めるヒューマンラブストーリードラマ『カインとアベル』(フジテレビ系 月曜夜9時~)に営業マンの三沢陽太役で“月9”初出演するなど、まさに伸び盛りの若手俳優・戸塚純貴

「月9だから頑張るとかそういうのはありませんが、たくさんの方がご覧になる枠ですし、僕を知っていただきたいという思いはあります。そのためにできることを精いっぱいぶつけたいですし、物語も王道ではなく複雑なラブストーリーなので、今までの月9になかったねって思われる挑戦的な作品になればと思います」

 同じく人気急上昇の女優・吉岡里帆と共演した結婚情報誌『ゼクシィ』のCMでは、『ゼクシィ』史上初のCMボーイにも選ばれた。そのオーディションではこんな秘話が。

「落語に興味があって、オフの日は名だたる師匠たちの落語をYouTubeで見て練習をしていたんです。その中のひとつの“新聞記事”っていう古典落語を自己アピールのときにやりました、20分くらいかけて(笑)。撮影初日にCMを手がけられた箭内(道彦)さんにお会いしたら“戸塚君のせいでオーディションが押したよ~”って声をかけられましたが(笑)」