どうすればいいの?根本的な解決法はある?

 望まなくてもやってくる、イライラの瞬間。そんなときは、「まずはクールダウンすることです」と、西澤さん。深呼吸をする、トイレに行くなど、とにかく子どもと距離をとる

 冷静になってから、「なんでそんなことをしたのか教えてくれる?」と、興味を持って聞くと、子どもなりの事情を話してくれるはず。クールダウンの方法として、原田さんは「セルフモニタリング法」をあげてくれた。

*セルフモニタリング法とは?
 イライラしているなど、感情的になったことを感じたら、自分の斜め上にビデオカメラがあると想像してみよう。そのカメラに自分がどう映っているのかを考えると、「今、私、すごい怒りの形相をしているわ」など、自分を客観視できて冷静になる助けになる。

 それでももし、カッとなってしまったら? 「“カッとなって怒鳴っちゃった。ごめんね”と子どもに謝りましょう。きちんと謝る大人を、子どもは信頼するものです」(西澤さん)

 そして根本的な解決法として、原田さんは「普段からお母さん自身が、自分を満たしてあげること」をあげる。「私、家事を頑張ってる」など、小さくても自分のできていることをほめていると、いつの間にか、余裕が出てくるんだとか。

「子どもに対しても、できないことを叱るだけではなく、“ちゃんと起きられたね”など、できたことをほめてあげてください。そうすることで“いつも見ているよ”“味方だよ”とメッセージが伝わり子どもは自信を持って行動できるのです」(原田さん)

 最後に、自分なりのやり方で感情的になったときの対処法を編み出した現役ママたちのアイデアをご紹介します。