役者仲間たちと飲む“いい時間”

料理をするシーンでは、具材を入れるタイミングや炒め方などに細かく指示が入るそう 『続・深夜食堂』11月5日全国公開 (c)2016安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会
料理をするシーンでは、具材を入れるタイミングや炒め方などに細かく指示が入るそう 『続・深夜食堂』11月5日全国公開 (c)2016安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会
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 初めてドラマ化されて、はや7年。役に影響されてプライベートで料理にハマったりは?

「あんまりなかったなぁ。テレビ見てるとタモリさんとかは料理が好きで本格的に作ったりしてるけど、僕は全然! 何をどうしていいのかさっぱりわからない(笑)。豚汁は1度教わったまま作ったりしたけど、そのくらいかな。あとは枝豆ゆでて塩をふったり、豆腐を切ってかつお節をかけたり。それを料理と言えるかは……(笑)」

 めしやには、それぞれ“あの味”を求めた客が集まってくる。自身が思い出す“あの味”とは―。

「僕は京都出身なので“おばんざい”の味がいわゆる故郷の味というか、おふくろの味ですね。身欠きにしんとナスを炊いたのとか、青菜とお揚げの炊いたんとか。“三つ子の魂百まで”とは言えないけど、僕にとってはすごく懐かしい味なんです」

 故郷ではそういった料理をつまみながら酒を飲むのが定番だそう。

 俳優の田中哲司さんとは飲み友達と聞きましたが。

「前はテツとよく飲んでたけど、彼は今芝居をやってますからしばらく会えなくて。最近は(荒川)良々さんとか光石(研)さんとか。昔は大森南朋とも飲んだりしたけど、お互い結婚してから誘いづらいというか(笑)。でも、こうやって仲間たちと飲む時間っていうのは、今も昔も変わらず、いい時間だなってしみじみ思います」