小学校の給食で配られた脱脂粉乳。栄養不足の子どもたちにユニセフが援助した=1949年

─どこから手をつけますか。

「中学校で完全給食を実現することから始めたい。親にお弁当を作ってもらえないから昼食時に教室からいなくなっちゃうとか、給食費を払っていないからおかわりができないとか、そういうことが起きないようにと思っています。

 シングルマザーの家庭が増え、生活に困窮していることを言えない保護者もいる。就学援助を知らない人や、恥ずかしく思ってもらわない人もいます。みんなで同じものを“おいしい、おいしい”と食べるのは楽しいじゃないですか。給食が楽しみで学校に行くというのでいいじゃないですか」

─貧困対策ですね。

「それだけではありません。子育て支援になると思うんです。平均年収が400万円の家庭で、私立高校と公立中学に通う子どもがいる場合、税金や授業料を引いていくと可処分所得は200万円を切ります。子育てにお金がかかるのは少子化の要因のひとつ。所得で線引きするとボーダーラインが生じるので一律無料とすべきです」

─ご自身の給食の思い出は何かありますか。

「みんなでワイワイ食べたなあ〜。男の子が鼻から牛乳を出したりね(笑)。笑い転げちゃった。私はクジラ肉やスパゲティが好きでした。給食当番で三角巾にエプロンをつけて、6年生が1年生のクラスに行ったり。学校を休んだ子がいると、給食のコッペパンを届けに行ったことも覚えています。もったいないということだったんでしょう」

─給食無料化へ意気込みを。

「無料化を成し遂げた自治体があります。韓国のソウル市も実現しています。党派を超えてそうした情報を共有し、勉強会を開いたり、国会でも呼びかけていきたい。がんばります!」