ペリーさんは、

「ドラマに出てきたお店を巡るとか『君の名は。』のロケ地を巡るというのは、どこか内向きなんですよね。

 自分で新しいモノを探すのではなく、見てきたモノを確認し、それをSNSで発信し、友達同士で共有して喜び合うというのは、内向き志向で、それが悪いことではないんだけど、今の時代の傾向を表していると思います。

 ものすごくエネルギッシュで大胆で、大ヒットを打ったとかいうような野心を感じられる言葉があまり多くないような気がします」

長生きする?
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 まさに、流行語が世相を反映している。『流行語大賞』といえば最近は必ずノミネートされる“お笑い芸人”。今年は『PPAP』(ピコ太郎)と『斎藤さんだぞ』(トレンディエンジェル)の2組が入っているが、“大賞に選ばれてしまうと、翌年には消える”というジンクスがある。ちょっと心配ではあるものの、

「この2人は、ワンフレーズの一発屋ではないんです。『PPAP』は世界的に知られているので、流行り廃りの早い日本の芸能界で活動しているだけじゃないというところがあります。また斎藤さんは、歴代のM-1王者と比べると、ネタだけを売りにしていない。トレエンの2人はフリートークにも長けていて、バラエティー番組をやっている中での『斎藤さんだぞ』なので、今までの一発ギャグとはちょっと違います」(品田氏)

 対してペリーさんは、

「『PPAP』は次はあるのかなという、すでにみんながそんな空気を感じていて、それを含めてみんなで面白がっていますね。斎藤さんはまだまだ引っ張っていくと思うし、芸人として上に行く可能性は十分にあると思いますね」

 大賞の発表は12月1日。いったいどの言葉が栄冠を手にするのか!!