'14年にはロサンゼルスからの中継で出演

「全国7都市で行われるディナーショーのチケットは4万円以上の高額にもかかわらず、即日完売。本人の希望で追加公演も決まりました。この調子でいけば『紅白』出場も確実という声も出ていましたが……」(レコード会社幹部)

 久々のディナーショー開催で人気健在を印象づけた中森明菜。しかし、11月24日に発表された『紅白』出場者の中にその名前はなかった。ディナーショーで勢いをつけ、『紅白』で完全復帰を果たすというシナリオではなかったのだろうか?

恋人とされるマネージャーのサポートもあって、体調はだいぶよくなりました。食事の種類も量も増えたと聞きます。だから『紅白』のオファーが来たとき、所属レコード会社は出場に前向きだったそうですよ」(芸能プロ関係者)

 ではなぜ? 問題は体調よりも明菜の精神面だという。

「『紅白』の楽屋は大部屋が基本。大ベテランや同期、知らない若手とも接することになります。

 神経質で人付き合いが苦手な明菜さんには、それが大きなストレスだと。また事務所の台所事情も楽ではないようで、今は実入りのいいディナーショーに専念したいんですよ」(前出・芸能プロ関係者)

 そういえば、'14年に『紅白』に出場したときは海外からの中継だった。明菜にとって生放送でステージに立つことはまだ負担が大きいのだろうか。だが、彼女が抱く別の“気持ち”を指摘する人も。

ファンに対する思いです。ディナーショーで真っ先にファンへ復帰報告をすることが大事なことで、本人にしてみればショーに足を運んでくれるファンが一番。だから『紅白』は重要視していません。今回のディナーショーにかける意気込みはハンパじゃなく、終わった後で『紅白』に出られるほどの余力が残っているかどうか」(前出・レコード会社幹部)

 本人やスタッフにしてみれば、今はまずディナーショーが最優先で、その先のことは考えていない。彼女に無理はさせられないということなのだろうか。

 さらに、あの歌姫との微妙な関係も影響しているとか。

「同じレコード会社の宇多田ヒカルの出場が決まりました。そこで会社も明菜に関しては、基本的に出場辞退の方針のようです」(スポーツ紙記者)

 こうして『紅白』から漏れた明菜。しかし出場の可能性が完全に消えたわけではない。

『紅白』にはまだ企画枠があります。彼女の出場を望んでいるファンも多いから、NHKはサプライズゲストとしてギリギリまで交渉を続けるでしょうね。ディナーショーを成功させて、心身ともに自信を取り戻せば、やっぱり『紅白』に出たいと言いだすかもしれませんからね」(前出・スポーツ紙記者)