歌手になり23年。これまでの道は平坦ではなく苦労も多かった。

「迷いがあり、歌いたくても歌えず活動をお休みさせていただいた4年半。最愛の兄の死を経験したことは特につらかったです。苦労も多々ありましたが、もがきながらも上を目指し何とかたどり着くと、喜びのほうが勝っちゃうんです。今になってみると、いろいろな大変だったことがすべて消えちゃった。これからも歌えることに感謝したいですね」

 紅白が終わればお正月──。

「家族が母と2人なので、一緒におせち料理を食べてお酒を飲んでは寝てみたいな。すっかり寝正月ですね(笑)。あと、初詣に行って親子で寄席が好きなので、新春初笑いに行ったりします。来年は年明けに少しお休みをいただけそうなので、親孝行じゃないですけど、母と温泉に行きたいなと思っています」

撮影/廣瀬靖士、齋藤周造