Q3:強制採尿や再鑑定は? 毛髪鑑定はしないの?

 釈放後に再鑑定はしないのかなどとマスコミが報道したが、この点はどうか。高濱さんは、

「再鑑定なんていうのは釈放という結果になったからマスコミが騒ぎ出したこと。陽性反応が出たときに、誰も再鑑定なんて考えなかったでしょう。陽性と出た尿について捜査が行われたわけなんですから。尿から出た反応は微量とされている。そこで強制採尿してなにも出なかったら、ほらやってませんよとASKAに言い訳する機会を与えてしまう。マイナスにしかならないことは行いませんよ」

 尿も量が多ければ残量を保管することもあるが、基本的には鑑定で全量を使ってしまうことがほとんどと高濱さんは説明を加える。

 さらに毛髪鑑定についても科捜研はきっと行ってはいるだろうが、常用してなければ反応は出てこないという。高濱さんはこう見ている。

薬物依存症というのシャブを打ちたい、でも、やってはいけないという自分との闘いなんですよ。ASKAも相当苦しんだのでは。自宅やホテルなんかでやれば、家族などの目がある。おかしいなと思われたらすぐバレてしまう。だからこそ、九州に行ったとき、隠れて使用していたのかもしれない」

 不起訴になったことから本当は陽性反応が出ていないのでは? などとネット上では憶測が飛び交うが、高濱さんは。

「私はASKAが覚せい剤をやっている可能性は十分にあると思っている。科捜研がもし勝手に陽性反応にしたとするのならば、公文書偽造の罪に問われてしまう。戦後直後ならまだしも、この科学技術が進んだ時代に警察はそんなリスクをとらないですよ。ASKAもブログで言い訳をしているにすぎないと思っています」

陽性になった“ひとつの理由” ASKAはいつ語るのか?

 真実はどこにあるのだろうか。ASKAは12月20日に更新したブログでこうつづった。

《実は、陽性になったのには、ひとつの理由があるのです。科捜研に間違いはないと思います。ただ、まだ語ることなできない理由があります。もう一度、書かせてください。近いうちに、詳細を語らせていただきます。これだけは、言えます。僕は無実です。》

 警察が黙する今、真実はASKAの口から語られるのみとなった。新曲以上に、残された真実を早く語ってほしいものだ。