草刈正雄と次女・草刈麻有が父娘共演 撮影/伊藤和幸

「最高の1年でした。素晴らしい役をいただいた」

 昨年の大河ドラマ『真田丸』で主人公・信繁(堺雅人)の父親、昌幸を演じ注目を集めた草刈正雄(64)。“昌幸ロス”に悩んでいた人が、待ちに待っていた最新作。演じるのは、プレミアムよるドラマ『幕末グルメ ブシメシ!』で、参勤交代で江戸に来た殿様! しかも、次女の草刈麻有(23)との共演という話題も。ふたりの親娘対談の始まりです!

草刈「『真田丸』で評価していただいたのはすごくうれしいんですけど、一番手厳しい評論家の妻と麻有はオンエアを見ていないんです。僕としては一緒に見たいんですけど(笑)」

麻有「でも、パパも何だかんだ言いながら、私の演技にいろいろ言ってくるじゃない」

草刈「ちょっと口を挟むと、ムッとするんですよ(笑)。テンション低いんじゃないか? とかはまだいいんですけど、細かい演技のことを言うと……」

麻有「自分なりに考えてきた雰囲気があるんですよ。そこでいろいろと言われると“え!? ちょっとイヤ”と思って。そうしたら何か感じ取ったのか“まあまあ、お前が好きなようにやれよ”って(笑)」

今回、時代劇初出演の麻有が演じるのは番付にも載る鶏鍋の人気店『きじや』の看板娘。

麻有「最初、時代劇と聞いて大丈夫かなと思ったんですけど、しゃべり方も現代っぽいですし。ただ、カツラがけっこう重たいので、あまり顔を振れないのがツラいかな(笑)」

『真田丸』の昌幸からの“殿様つながり”の草刈は、

草刈「昌幸も破天荒だったけど、今回の松平茂照もけっこうテンション高いですよ(笑)。麻有も難しいかもしれないけど、番組のアイドルとして時代劇を楽しんでほしいですね」

☆  ☆  ☆

「“七光”みたいなことを言われることもあったので、共演したくないなという時期もありましたけど、今は現場にいてくれると安心しますし(笑)。イヤだと思うことはないですね」と、話す麻有を見ながら草刈は、「成長したね」とニッコリ。

<ドラマ情報>
◎プレミアムよるドラマ『幕末グルメ ブシメシ!』
幕末、殿の参勤交代で妻子から離れて江戸で暮らす、酒田伴四郎(瀬戸康史)。彼が料理で人々の悩みを解決していく人情ドラマ。草刈は身分を隠し町人にも変装する。NHK BSプレミアムにて毎週火曜よる11時15分~