ピース綾部

 ピースの綾部祐二が、アメリカで芸能活動をするという仰天プランを発表したのは、昨年10月のこと。渡米予定の4月まで2か月あまりとなった、1月26日の記者会見で現在の心境をこのように語った。

「最近は“まだアメリカに行っていないんですか?”という声が多くなってきました。“行く行く詐欺”はないですから」

 これまでもアメリカへの憧れと強い思いを口にしてきたが、唐突に語学留学すると発表したのは驚きだった。その前にしっかり準備すべきことがあると思うのだが……。

 そう、アメリカで芸能活動をすると言いながら、彼はそもそも英語ができないという。昨年の留学発表会見でも、英語が苦手なことを隠そうとしなかった。

「まずは英語の勉強ですね。アルファベットでいうとまだC。『COW』とかの単語を覚えている段階です

 あれから3か月。苦手な英語の勉強は進んでいるのか。

年が明けてから、綾部さんに“英語を教えてほしい”と頼まれて後輩芸人が家に行ったそうなんですが、用意されていたのはなんと小学生用のドリル。まだ単語のスペルを覚えている段階だったんです」(放送作家)

 さすがに心配になった後輩が親身になって教えたそうだが、綾部の集中力は続かない。

1時間くらい勉強したら飽きてしまって出かけることに。現地で住む家はどうするのか聞いてみると、“『トランプ・タワー』が意外と安くて30万円くらいで住める部屋があるらしい。借りられる部屋があるかどうか調べてもらってる”と言っていたそうです。NY=トランプ・タワーという安易すぎる考えに、開いた口がふさがらなかったとか」(前出・放送作家)

 30万円の家賃は大金だが、“とりあえずカフェとかでバイトしながら修業するよ”と楽観的な姿勢は相変わらず。英語が話せなければ、カフェで雇ってもらえないと思うのだけれど……。

 留学は本当に大丈夫なのだろうか。問題の英語力について所属事務所に問い合わせてみると、

綾部の英語力は中学生レベルにすら至っていませんよ。まだ、ABCのCを勉強しているところですから(笑)

 これから必死に勉強しても、渡米までに日常会話レベルの英語を覚えることすら難しそうだ。救いがあるとすれば、相方・又吉直樹の存在。綾部の無謀な挑戦は、芥川賞作家の次回作のネタになるかもしれない。