無期限謹慎を表明した狩野英孝

 狩野英孝の淫行疑惑がテレビ業界に大きな波乱を巻き起こしている。彼が収録に参加していた番組が、軒並みお蔵入りのピンチなのだ。

「ひな壇芸人としてバラエティー番組に引っ張りだこだったため、その数もかなりのものになっているといいます。坂上忍さんも、昨秋からロケを始めていた特番がお蔵入りになったことを明かしていました」(制作会社関係者)

 無期限謹慎を発表したものの、会見では彼に悲愴感はなかった。マネージャーも「一緒に仕事をしていきたい」と復帰に前向きだ。

業界内では、謹慎期間は半年ほどだろうと言われています。今年の夏ごろには復帰するんじゃないかという話ですね」(テレビ局関係者)

 ただ、昨年の“6股交際”騒動と違い、今回はネタとして笑えるような問題ではない。

「不祥事を起こした人間の起用をスポンサーが問題視するのは当然ですが、最近は現場で働いている若いスタッフも嫌がります。ネットで炎上すると、クレームの電話をかけてくる視聴者も多いんですね。だから、若いスタッフほど“これ以上、自分たちの仕事が増えるのは勘弁”と逃げ腰になりがちなんです」(前出・制作会社関係者)

 問題を起こした芸人を起用するのは今のご時世、非常にリスクが高いということ。

昨年末に当て逃げを起こしたNON STYLEの井上裕介さんも、これまではキャスティングの優先度が高い芸人のひとりでした。でも、事件以降は会議で彼の名前は出なくなりましたね」(バラエティー番組プロデューサー)

 そんな中、狩野の復帰番組としてささやかれているのが『金曜ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)だ。

「逆に言うと、使いたいと思っているのは『ロンハー』ぐらいじゃないですかね。『ロンハー』の名物プロデューサー・加地氏には強いキャスティング権が与えられており、彼は狩野さんのことも買っているので、加地氏のGOサインが出れば復帰は十分にありえますね」(放送作家)

 復帰について狩野の所属事務所に聞いてみたが、「謹慎の期間については、まったく決まっていません。復帰時期も未定です」とのことだった。