ドラマロケ休憩中の草なぎ剛

 草なぎ剛が主演を務める『嘘の戦争』(フジテレビ系)での彼は、まだ心ここにあらずといったようで、「自分の出番以外は、物思いにふけっているような時間が長かった」と制作スタッフは語る。最近は少しずつ落ち着きを取り戻してきたそうで、

「第1話の、男の子がエスカレーターを降りている草なぎさんの横を走って通り過ぎ、下にいる山本美月さんとぶつかるというシーンの撮影では、タイミングが難しく何回もNGを出しました。申し訳なさそうにしているその子を“大丈夫だよ”と笑顔で見つめていましたよ」(撮影スタッフ)

 同じく1月10日放送の第1話では草なぎ演じる一ノ瀬浩一が訪れた、わずか数秒ほどのカフェのシーンが放送された。

ロケが行われたのは原宿にあるケーキバイキング店『S』。平日でも若い女性が多いお店だけに、パニックを避けるために早朝から撮影が行われました。

 当初は“カフェのシーン”という名目だっただけに、草なぎさんは“こんなに早い時間なの? 室内のシーンなら『今昔庵』でいいんじゃないの?”と不満を漏らしていたのだとか」(芸能プロ関係者)

 都内のスタジオに併設されている喫茶店『今昔庵』は、かつて『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の撮影も行われており、草なぎらメンバーも名物のオムライスやナポリタンを食べて、“育てて”もらった店。『嘘の戦争』もこのスタジオで撮影を行っているので、確かに手間は省けるのだが、

「制作側は、たった数秒だとしても“女子高生が来るお店”のイメージでストーリーを練っていたのでしょう。たしかに、『今昔庵』はお世辞にも若い女性が来るイメージではありませんからね。

 説明を受けた草なぎさんは納得した様子でしたが、それでもしぶしぶ現場にやって来たそうです」(前出・芸能プロ関係者)