ブログやTwitterで婚活指南が好評を得ている、ライター・仁科友里さんの短期集中連載「仁科友里の必殺! 婚活仕事人」。第4回は、昨年末に相次いで結婚を発表した有田哲平と矢作兼を例に、男が結婚を決意するタイミングを学びます。

結婚は“タイミング”が重要

 婚活を成功させるために必要な三本柱は、“適度な自信”、“メリット”、“タイミング”ですが、今回は“タイミング”についてお話しします。

 29歳の婚活女子Dさんから、こんなメールが届きました。

「彼とつきあって半年以上経ちますが、結婚の話が出ません。私は20代のうちに結婚したいのですが……。私とのことは遊びなのでしょうか? 今から違う相手を探したほうがいいですか?」

 みなさんはどう思いますか?

 みなさんの考えは、おそらく下記のどれかだと思います。

(1) 30歳になる女子の立場を考えてくれないなんてヒドい! 次にいくべき! (2) 交際歴半年なら、もうちょっと待つべき。 (3) もっと尽くして、結婚を意識させるべき。

 婚活女子は、「愛情が多ければ、結婚を考えてくれるはず」「長くつきあえば、結婚に近づく」「たくさん尽くせば、結婚したくなるはず」というように、結婚の“タイミング”を“愛情” “交際歴” “献身”の積み立て貯金だと思っています。たくさん努力すれば、ゴールが近づくと信じているので、結婚の話が出ないと「一生懸命やっているのに」と不安になってしまうのです。

 しかし、実際の結婚の“タイミング”とは、株式投資に似ています。株式投資の鉄則は「安いときに買い、高いときに売ること」です。株価は変動し続けますから、投資家に必要なのは、今後の値動きを予想する力です。

「それができれば、苦労はしない」という婚活女子のブーイングが聞こえてきそうですが、アメリカの大統領選など、世界の出来事が株価に影響するのと同じように、結婚の“タイミング”の前には、“きっかけ”があります。ということは、その“きっかけ”を把握しておけば、“タイミング”がつかみやすくなるということになります。

 具体的な例でお話ししましょう。

 昨年12月5日、『しゃべくり007 冬の2時間SP』(日本テレビ系)において、お笑い芸人・くりぃむしちゅーの有田哲平結婚を発表しました。12月30日には、おぎやはぎの矢作兼も結婚しました。