左から山本裕典、菅田将暉、三浦翔平

 普段の約2倍の発行部数を記録し、完売店が続出した女性誌『an・an』(マガジンハウス)。表紙を見ると、俳優・高橋一生のセクシーなグラビアが。

 このほかにも男性のヌードグラビアは多くの需要があるみたいで、今クール放送されたテレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』でも、大谷亮平が惜しみなく裸体を晒している。鈴木亮平も、自身の写真集『鼓動』(キネマ旬報)でのヌード写真が話題を呼んだ。

 そんな俳優と一緒に色っぽい写真を作り出すのがカメラマン。インタビュー誌『JUNON』など、数々のイケメンを撮影している藤沢大祐さんに撮影の様子を聞いてみた。

撮影中、人によって違う反応

「直接的に性を感じさせるものは×。生々しいと女性読者が引いちゃうんです。俳優さんたちは“10分後にキスできるかもって(読者が)思えるような表情で”などのざっくりしたコンセプトを伝えると、それに合わせて表情やポーズを作ってくれます。目で誘い、唇で表現してほしいということは伝えていますね」

 かつて撮影した俳優たちも、人によって様子はさまざま。

三浦翔平くんはすごく男らしい。裸の撮影なのに恥じらいもなく、メイクして用意ができたらすぐ、バーッと服を脱いでシャワーを浴び始めちゃって(笑)。目をギュッと細める姿が絵になりました。

 山本裕典くんとは、一緒にシーツにくるまりましたね。“彼女だと思ってちょうだい”って指示をしました。もちろん、カメラのことですよ(笑)。どんどんポーズをキメてくれて、撮影しやすかったです」(前出・藤沢さん)

 撮影中はアクシデントもあるそうで、

菅田将暉くんを撮影したとき、バスタブに入ってもらって何回も撮影していたら、菅田くんがのぼせてしまって。でも、その姿が色っぽくて何枚か撮らせてもらいました(笑)」(前出・藤沢さん)

 そんな俳優とカメラマンの努力があってこそ、ドキッとさせられるようなセクシーな写真が生まれるのだ。