将来有望な若手が続々! 角界のキュートなマスコットって誰? 

●御嶽海(24歳・東小結)──若手の中で存在感No.1

若手の中では今、いちばん存在感のある力士。彼のよさは、常に全力であること。懸命に前に出て、相手に立ち向かっていく。取り口もさることながら、気持ちの強さが非常に光ります」(杉山さん)

「突き押しもありますし、組んでもいい。攻めが速く、スピードがある力士です。脚もよく出て、技も多彩。上位を狙えると思います」(紺野さん)

「ほかの力士に比べて、体格がいいわけではないなかで、腰を低くして、頭をつけて、一生懸命、相撲を取る姿が大好きです。まだまだ伸びしろもありますし、将来、大関になると思います」(山根さん)

●正代(25歳・西小結)──ネガティブ詐欺!?

「あごが上がりすぎるなどまだ課題があり、粗削りではありますが、雰囲気がある。雰囲気のある力士は出世します。欠点を早く是正すれば、大関の可能性が十分あります」(杉山さん)

“できれば誰とも当たりたくない”など、ネガティブ発言で有名ですが(笑)、いい相撲をたくさん取ります。だから、ネガティブ詐欺なんです。逆転相撲が多くてハラハラしますが、立ち合いからポジティブに攻められるようになったら、上まで行けると注目してます」(山根さん)

●小柳(23歳・西十両四枚目)──その未来を青田買いっ

「非常に大物の風格を持った力士。間違いなく雰囲気もある。東京農大出身で、昨年の三月場所で三段目付け出しデビュー。入幕はまだこれからですが、相撲界を支えてきた世代に引導を渡しそうな力士は、正代と小柳だと私は見ています。突き押しがあり、四つにも組める。そして、攻められたときに粘れる。まだ粗削りですが、将来、花開くのが楽しみです」(杉山さん)

●石浦(27歳・西前頭十一枚目)──小柄でも攻める攻める

「小兵で土俵を支える人がいつの時代も必ずいます。今は石浦と宇良ですね。彼の存在は素晴らしい。小さい身体でありながら、飛び込んで、差して寄っていくんですよ。これがやっぱり、いちばんの魅力ですね」(杉山さん)

「先々場所ですごく注目されました。石浦の筋肉は、かなり萌えポイント(笑)。お相撲さんであそこまで筋肉質な方は、見たことがないくらい。ただ、上位を目指すにはちょっと身体が小さいのかな……」(紺野さん)

●宇良(24歳・西前頭十二枚目)──驚愕のサーカス相撲

「小兵で千変万化。そのうち、決まり手をすべて見せてくれるんじゃないかと期待あふれます。今場所が新入幕ですが、一月場所で見せた“たすきぞり”には驚いた! まさにサーカス相撲。しかも彼は、最初からやってやろうと土俵に上がっているので、過去に例のない力士ですね」(杉山さん)

今までの常識を覆す相撲を取ります。レスリングで鍛えた足腰に、予想不可能な動き。勝っても負けても、もう目が離せない! “宇良ピンク”のまわしもすごく似合ってます。あれをつけこなせる力士はなかなかいません」(紺野さん)

●高安(26歳・西関脇)──角界のクマちゃん

「毛深くて、色も黒くて、目もクリッとかわいらしくて、まさにクマさん。ご自分でも“(映画の)テッドに似てる”と(笑)。高安の取組の感想には、最後にクマの絵文字をつける人が多いんですよ」(山根さん)

「稀勢の里フィーバーで、注目が集まっている弟弟子の高安。昔から大好きで、最近の女性人気がうれしいような、寂しいような(笑)」(紺野さん)

おっとり顔で、しゃべりもゆったり。それでいて相撲は激しく、張り手も出す。このギャップがたまらないのでは?」(杉山さん)