「茨城編では、日焼けメイクをして体重も増やして撮影に臨みました。上京してから身も心も引き締まっていく表現をしたいと思ったんです。見ていただいた方は、ちょっとびっくりされたかもしれませんね(笑)」

 今週から始まった朝ドラ『ひよっこ』。ヒロインの有村架純は、はにかみながらこう話す。

 茨城県北西部にある奥茨城村で育った谷田部みね子(有村)。地方から集団就職で東京へと出て行く若者たちが“金の卵”と呼ばれた時代、みね子もそのひとりとして旅立ち、さまざまな出会いの中で成長していく。

 今回、ナレーションとして物語と“並走”していくのは、元オリンピック女子マラソン日本代表の増田明美。その起用理由を菓子浩チーフプロデューサーは、

「個性がありつつ、物語を邪魔しない声だなと。放送が全部で156回、再放送を入れると780回も流れる中、増田さんの声なら心地よく聞いていただけると思いました」

 また、彼女は茨城編の大きなイベント“聖火リレー”のシーンに役者としても出演している。

「3週目で登場する、みね子たちの通う高校の体育教師役です。本物の聖火リレーは村を通らないので、せめて思い出を残したいと、みね子の幼なじみ・三男(泉澤祐希)が言い出して始めるのですが、これは実際に東京オリンピックのときに、茨城県の今はもうない里見村(現・常陸太田市)というところで行われた実話をモデルにしています」(菓子CP)

奥茨城村聖火リレーで体育教師・木脇あきを演じる増田明美。さすがの走りっぷりを披露 (c)NHK

 注目されるのが、桑田佳祐がオープニングテーマ『若い広場』を提供していること。有村は、

「桑田さんのアルバムを持っていますし、小学校のときからずっと聴いていました。ですから、自分の作品の主題歌になると聞いたときはすごくうれしかったです」

 憧れのミュージシャンを頼もしい味方につけ、みね子たち“ひよっこ”は、どんな成長をするのか? 毎週、目が離せません!

ヒロインの故郷、奥茨城村ってどんなとこ?

『ひよっこ』の世界で作られた、架空の村・奥茨城村。先行ロケで稲刈りを初体験した有村は、

「視線の先に何もないということが、こんなにも爽快感があって開放感があることを久しぶりに感じました。霞がかった稲のところを、茂さん(古谷一行)が歩いて稲刈りしているシーンはすごくカッコよくてキレイで。土地の持つ力はすごいな、とあらためて感じました」