桜の花が咲き誇る4月上旬の午後、東京・代官山にある大型書店の駐車場に白いポルシェのオープンカーが入ってきた。降りてきたのは、強面な顔にそこはかとなく色気の漂う男。吉田鋼太郎である。傍らに寄り添うのは、この1月に結婚したばかりの新妻だ。

吉田さんは事実婚を含めれば“バツ3”。モテ男が恋愛遍歴の末に選んだのは、23歳年下の“銀座のママさん”です。結婚目前と言われていた安蘭けいさんと破局した後、交際2か月で結婚を決めました。ポルシェも彼女のために購入したものだそうですよ」(スポーツ紙記者)

 吉田はジャージ素材の上着を着てリラックス感を漂わせている。妻と談笑しながら向かったのは、文学の棚だ。

「NHK朝ドラ『花子とアン』で嘉納伝助を演じたときは、実在の人物ということで評伝を読んで役作りをしたそうです。吉田さんはもともと“シェークスピア俳優”。学生時代からイギリスの小説や戯曲を読み漁っていた文学好きなんです」(芸能プロ関係者)

 この日はイギリス文学ではなく、日本の近代文学のコーナーへ。

「サングラスをはずしてパラパラとページをめくる姿が何ともセクシーでした! お酒が好きな吉田さんらしく、文豪たちの“お酒”にまつわるエッセイ本も読んでいましたよ」(居合わせた女性客)

 舞台俳優として実績を積んだ吉田。朝ドラでブレイクしてからは映画やドラマで大活躍し、バイプレーヤーとして引く手あまたになった。

連ドラ初主演の『東京センチメンタル』(テレビ東京系)では、バツ3の惚れっぽい独身男を演じていました。自身のキャラクターとかぶるような設定ですね。人となりが知られるようになってからはバラエティー番組の出演も増えました」(テレビ誌ライター)

 2年先までスケジュールが埋まっているという超売れっ子だが、この日は久々の休みを楽しんでいたようだ。

「3月に放送された『情熱大陸』(TBS系)では、舞台の稽古に愛妻弁当を持参している様子が映されていました。共演者の鈴木杏さんにいじられてテレていましたよ」(前出・テレビ誌ライター)

 衆目にさらされる中でも愛妻家ぶりは隠していない。

奥さんがトイレに行くときに、吉田さんにカバンを預けたんです。険しい目つきで立ち読みする彼の腕から、女性もののカバンが下がることに(笑)。なんとも不思議な光景でしたがダンディーなのは変わらないし、どこか色気が漂っているんですよねぇ」(前出・女性客)

 本を物色しながら、「足のサポーターどこに売ってんのかな?」「西武とかには売ってるんちゃう?」と家庭的な会話も。

 関西出身の妻に合わせ、自分も関西弁風なしゃべり方をしているようだ。

「20分ほど立ち読みした後、小説を1冊購入されていました。そのあとは、隣にあるゴルフ用品店に移動して、さらに買い物を続けていたようです」(前出・女性客)

 5分ほどで紙袋を手にして出てきた吉田に奥さんは、

ちゃんと領収書もらった?

 と、すかさずチェックを入れる。かつてのプレーボーイも今やすっかり妻のコントロール下にあるようだ。