「初めて会った方に、“クールな人とか冷たい人だと思った”って言われることが多くて。全然そんなことないんですよ。なんでそう思われるんだろう。顔かな?(笑)」 

深夜ドラマ『コードネーム コラージュ』で殺し屋を演じる桐山漣 撮影/佐藤靖彦

 クールに見えるだけで実は温厚、話していると、その穏やかな人柄が伝わってくる桐山漣(32)。取材中も終始、笑顔で和やか。そんな彼が、4月から新しく始まった深夜ドラマ『コードネームミラージュ』(テレビ東京 毎週金曜 深夜1時23分~)では寡黙(かもく)な殺し屋に!

こんなにしゃべらない役は初めてです(笑)。だからこそ、目でのお芝居を意識しています。アクションがすごく多いので、練習期間を1か月みっちりと作ってもらいました。1から全部叩き込んでもらっているので、その成果はきちんと出せていると思います」

 演じるのは“感情が欠落したエージェント役”で作中では無表情なことが多い。だが、自分自身は“感情でまくりタイプ”だそう。

「全然笑ったりもするのに第一印象で怖いって思われてしまうのは、人見知りのせいだと思います。最初は“この人どういう人なのかな”というのを静かに観察しているんです。それで“こういう人なんだな”ってわかったときに、スッと入り込んでいくので、決して冷たい人間ではないです(笑)」

 休日はどう過ごしている?

「ずっと家にいられないタイプなので、休みの日は車でどこかに出かけることが多いです。山より海が好きで、湘南にドライブしに行ったり。天気のいい日は朝ごはんを食べに出かけることもありますよ」

 昨年、俳優デビュー10周年を迎えた桐山。先月、誕生日を迎え32歳になったが、自分はまだまだ成長中と本人。

これまでヒーローもの(『仮面ライダーW』で主演)もやってきましたが、すぐに変身してしまっていたので、なかなかアクションをやる機会がなかったんです(笑)。でも今回、本格的にアクションを学んで、僕自身まだまだのびしろはたくさん……というか、のびしろだらけだなと。きちんと頑張って、日本だけでなく世界の人にも発信できる作品を作っていきたいです」