実際、すでに《試写会に行きました》との声も多く、《万次は〇〇というわけではない》《〇〇で気持ち悪くなったらどうしよう》《内容の八割が〇〇》などの声(〇〇は編集部伏せ字)や、ラストシーンに関わるネタバレも見受けられた。

 そして大方のレビューサイトでは、5点満点中3点台がほとんどと並みの評価。公式でも売り文句にしている「“ぶった斬り”エンタテイメント」が、賛否がつけられた一因だとも。

お子さんにはちょっと無理かも……

熱心なファンはおそらく試写会に応募して見ているわけで、公開後に映画館に足を運ぶかといったら、そういう映画ではないのかなと。

 というのも原作も“千人斬り”が売りでもある内容なので、とにかく殺しのシーンが多いんです。それを知らずに見に行ったら、始まってすぐ“エッ”となってしまうかもしれないですね。特に、お子さんにはちょっと無理かも……

 よしひろ氏は大ヒットには「“リピーター”が不可欠」と話す。人が次々と斬られる過激な演出が多い『無限の住人』は、たしかに、それを見込むのは難しいのかもしれない。

 実際、試写会では映画館に来ていた親子客に対して、

「お子さんが最後まで見ていられるか心配です」

 子どもへの影響を気遣う姿も見せていた木村。また、

試写会が行われた各映画館の外には、来場できなかったファンがそれぞれ数百人、木村さんをひと目見ようと何時間も待っていました。それに応えて車中から窓を開けて笑顔でファンに手を振り続けたのです。

 また、これからの来場者のために、映画館のポスターには直筆のサインとメッセージを書き込むサービスも。気遣いは変わりませんね」(前出・映画配給会社関係者)

 SMAP解散でコンサートや各イベントがなくなり、ファンと触れ合う機会が少なくなってしまった木村。舞台挨拶や数々の露出は映画宣伝とともに、支えてくれたファンへのせめてもの“顔見世”だったのかもしれない。