4月8日、学習院女子高等科の入学式に参加された愛子さま。中学校のころに見られた“不規則登校”や、最近のご体調のことを含めて今後の学校生活が不安視されている。

 さて、そんな愛子さまだが、実はお父さまから手ほどきを受けながら、大きな「目標」に向かって努力もされているそうだ。

「約11年前から皇太子さまは、日本に在住しているスペイン人講師から、スペイン語の授業をお受けになっています。その際、愛子さまも、お父さまとご一緒に習われているとお聞きしましたよ」

 そう打ち明けるのは、ある東宮職関係者。おふたりの講師は来日歴も長く、スペイン語学校の代表も務め、スペイン語学習のテキストも出版しているそう。

 そもそも、日本とスペインの交流は盛んで、この4月にもスペインのフェリペ6世国王夫妻が国賓として来日。

 天皇・皇后両陛下をはじめ皇太子ご夫妻もおもてなしになった。

 皇太子さまも、すでに6回スペインに足を運んだことがあり、スペイン語で「おことば」を述べられることもあるので、愛子さまも身近にお感じになっているのだろう。

「'13年に皇太子さまがスペインを訪問した際の晩餐会でも、挨拶の後半をスペイン語で話されました。“400年にわたる両国の交流が若い世代にさらに引き継がれることが重要です”などと述べられ、大きな拍手を浴びていました。スペイン語を習われているのも、そんな機会が多いからではないでしょうか」(宮内庁担当記者)

 父娘のそんなお取り組みについて、

「語学と歴史がお好きな愛子さまにとって、スペイン語の勉強はうってつけだと思いますよ」

 と話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。

皇太子さまは英国に留学され、外務省出身の雅子さまは英語以外にもフランス語やドイツ語もお話しになるので、愛子さまは外国語を学びやすい環境にあります。

 英語は小学生のころから学ばれていて、ご両親からの手ほどきもあったと思うので、スペイン語もお父さまを通じて習われることになったのでしょう」(渡邉さん)

 '20年に開かれる「東京五輪」を控え、スペイン語圏からの来賓も多いはずなので、英語以外の外国語に興味を持たれたのかもしれない。

 スペイン語は、本国以外にラテンアメリカでも多く話され、公用語にしている国や地域は20以上ある。

「スペイン史も歴史好きの愛子さまのご興味を引いたのかもしれません。

 日本とスペインの交流は400年以上続いていますし、皇室と王室の交流も長く続いています。愛子さまのスペイン語圏の国への短期留学や訪問もありうるかもしれませんね」(渡邉さん)

 愛子さまが“情熱の国”で、流暢なスペイン語を披露される日が楽しみだ。