刺身を食べるとき、わさび、どう使ってる?

●しょうゆにとく派…36%
●刺身にのせる派…40%
●それ以外…24%

 一般的に和食のマナーでは、しょうゆにわさびをとかす食べ方はNG。

「わさびをとくとしょうゆが汚れます。日本料理は見た目の美しさを楽しむもの。食べ終わりも美しく、食べ散らかさないように」

 と前出の岩下さん。とはいえ、やっぱり好きなように美味しく食べたいというのが心情。

 読者的にはマナーどおりに“刺身にのせる派”が多く、「ネタによってわさびの量を調節したい」「わさびの味を楽しめる」「皿が汚れない」などの意見が目立った。

 その一方で、「辛みが均等になる」「面倒くさくない」「のせるとわさびの味しかしない」と“しょうゆにとく派”も36%と健闘! 

 また、「いい生わさびのときはのせ、安いチューブはしょうゆにとく」というこだわり派、「しょうゆにといて、さらに刺身にものせてダブルでいただきます♪」という熱烈なわさびファンも!

天ぷらを食べるとき何で食べる?

●天つゆ派…42%
●塩派…36%
●それ以外…22%

 “天つゆ派”と“塩派”が大接戦の末、わずかに“天つゆ派”に軍配が! 

 “天つゆ”に多かったのが「天つゆの味が好き」「だしがきいて美味しい」という天つゆラバー。そもそも天つゆにつける食べ方は江戸時代にルーツが。近代食文化研究家の大久保洋子さんは著書『江戸の食空間』の中で、江戸の天ぷらは今の天ぷらと違って衣が分厚く、揚げたてじゃないとしつこかったのでは……といった趣旨の指摘をしている。油っぽい天ぷらを天つゆと大根おろしでさっぱりさせたというわけ!

 対して“塩派”では「天つゆをつけるとせっかくの衣がべちゃべちゃになってしまう」「塩のほうが素材の味が感じられる」「揚げたてのアツアツを、サクサク食感で食べたい♪」など、天ぷらをよりシンプルに美味しく食べたいという意見が多数。また、「素材によって使い分ける」「大将がすすめるもので」という八方美人タイプや、「しょうゆで食べる」「かぼちゃとお芋は何もつけずに」「カレーうどんに入れるのが最高!」というフリーダムな意見もあった。

“ドライカレー”といえば、どちらのイメージ?

キーマ風…53%
ピラフ風…34%
どちらも正解!…13%

上がキーマ風、下がピラフ風。多くの辞典には両方が載っているが、先に明記されているのは、だいたいキーマ風
上がキーマ風、下がピラフ風。多くの辞典には両方が載っているが、先に明記されているのは、だいたいキーマ風
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 ある女性が彼氏との認識の違いに驚き、ツイッターで「みなさんはどちらですか?」とつぶやき、注目されたドライカレー。そもそもこの料理、実は日本が発祥。広く知られるのがキーマ風とピラフ風のものだが、どちらも“ドライカレー”という名称で正解なのだ。

 キーマ風のひき肉が入ったタイプは1910年ごろに、日本郵船の外国航路船『三島丸』の食堂で初めてメニューに載せたという説があり、また、ピラフ風は発祥の詳細は不明だが、銀座の老舗鳥料理屋の名物料理が広まったものという説が有力。どちらも100年近い歴史があるようだ。

 週刊女性読者の間では「ごはんに水分が少ないカレー味のものをのせているイメージ」「最近ではこじゃれてキーマカレーとか呼ぶけど、昔はコレがドライカレーだったよね?」というキーマ風派が主流。「小さいころ、近所の喫茶店で食べたのがそうだった」「母親が作るのはコレだった」というピラフ風派の意見も。育った家庭やお店で食べた思い出の料理を正しい“ドライカレー”と認識しているみたい!