小出恵介

 俳優の小出恵介が17歳の女子高生と飲酒及び不適切な関係を持ったことを認め、無期限活動停止を発表した。9日発売の写真誌『フライデー』が報じたことで明るみになった小出の“淫行”だが、以前から小出を知る関係者からは「やっぱり……いつかはこういうことが起きる気がしていたが」と困惑の声が上がっている。

 『フライデー』によると、5月9日の夜、小出は大阪のバーで知人を介してA子さん(17)を呼び出し、未成年と知ったうえで飲酒。その後、A子さんを宿泊先のホテルに連れて行き、避妊をせずに何度も肉体関係を結んできたという。

 この事実に対し、小出は「ひとえに、私の社会人として、また表に出る人間としての自覚の低さ、自分自身への甘さが招いたことであり、弁解の余地はございません」とのコメントを発表した。

「慶応ボーイの小出は、在学中から芸能活動をはじめましたが、さわやかなルックスと知的で明るいイメージですぐに人気俳優になりました。

 でも酒癖の悪さは昔から有名で、本人も泥酔してケガをしたことなどを笑い話にしていますが、今回はまさに“弁解の余地”はありません」と話すのは小出をよく知る芸能関係者だ。

 数年前、ある人気俳優らと舞台に出演していた小出は都内の若者たちが集まる繁華街で中打ち上げをしていた。日付が変わった深夜、共演者やスタッフたちは帰路につき始めたが、すでに泥酔気味の小出は、数人の男性スタッフを引き連れて、再び夜の街へ。

千鳥足状態の小出は、両脇を抱えられながらも大声で何か叫びながら歩いていて、ラーメン屋を見つけると、『そこいくぞー』となだれ込むように店内に入っていきました。店内は若干込み合っていましたが、他のお客さんなどお構いなしで、角のテーブルに陣取り、外に聞こえるような声で、ラーメンを食べながらしゃべっていました」(前出・同関係者)

 ラーメン店から出た小出は、道路に転げ落ちるように寝転ぶが、すぐにスタッフに起こされ、そのままタクシーで帰宅したのだが……。時刻は午前4時を回っていたという。

「その後に向かったのは、当時付き合っていた彼女の家だったそうです」(前出・同関係者)

 小出の突然のスキャンダルで、10日からスタートする予定だったNHKの主演ドラマ『神様からひと言~なにわ お客様相談室物語~』(全6回)は放送中止に追い込まれ、7月クールの日本テレビ系ドラマ『愛してたって、秘密はある。』は降板。出演中の森永乳業の「マウントレーニア」のCMも契約解除となった。

「榮倉奈々、安田顕のダブル主演で来春公開予定の映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』についても現在協議中です。 所属事務所「アミューズ」の株価も下落、テレビドラマや映画、CMの違約金など、損害額は数億円ですまないといわれています」(広告代理店関係者)

 小出が酒と女で失ったものは計り知れない。

<取材・文/小窪誠子>