このあと笑顔で記者を自宅に招いてくれた泰葉

「じゃあ、暑いし家の中に入ってください」

 8月下旬の午後2時過ぎ、自宅マンションからピンクのワンピースを着て出てきた泰葉。記者が直撃取材すると、立ち止まり笑顔を見せながら、なんと、自宅に招き入れたのだ。

都内でひとり暮らしをしていた泰葉ですが、7月初旬に“海の近くに住みたい”ということで、神奈川県内に引っ越したそうです。

 現在は台東区根岸にある実家とも絶縁しており、都内にこだわらなかったのでしょうね」(芸能レポーター)

 部屋は約100平方メートルで、愛犬との1人+1匹暮らしには、十分すぎるほどの広さ。引っ越したばかりだからか、部屋には物が少なめだ。

 泰葉といえば、6月2日に帝国ホテルで行った記者会見で、元夫の春風亭小朝のDVにより心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたことを告白。また、和田アキ子のラジオでの発言が営業妨害だとして、2人を提訴することを突然宣言したのだが……。

「その後、彼女は2人への提訴を取りやめたことを発表しました。しかし、この会見から業界内では“お騒がせ人物”とされ、テレビ界などでは扱いにくい存在となってしまいましたね」(前出・芸能レポーター)

「自己破産」の真相

 8月16日の夜に更新された『残念ですが』と題されたブログで、

《私は自己破産 そして 会社は倒産の道を歩まなくてはならなくなりました》

 と現状を報告。記事はすぐに削除したが、スポーツ紙などのメディアがすぐに反応し、騒動となった。

「8月の初めに辞めた元スタッフがいろいろなところに発注をかけていて、請求書が私のところにたくさん来たんです。

 請求書の送り先のひとりである音楽関係者の女性の方から“何日までに払ってください”とか“あなたの責任だ”とか責めるような口調で言われて、困ってしまって……。これは書いておいてほしいのですが、私はPTSDなんです。診断書もお見せします。

 どういう症状が起こるかというと、つらい記憶がフラッシュバックするんです。

 何かが起こると自分を責め続けてしまい、(想像の中で)自己破産まで考えがいってしまう……。被害妄想が襲ってくるんです。何が起こっているのかわからなくてパニックに陥ってしまって、“自己破産した”というブログをあげてしまいました。深刻な障害なんですよ

 あくまであれは本心ではなかったようだ。

診断書には“心的外傷後ストレス障害”と明記されていた

 だが、父で落語家・林家三平さんの命日である9月20日に発売を予定していたミニアルバム『フライディ・チャイナタウン』は、発売中止に追い込まれている。

 PTSDが仕事に影響を及ぼしているようにも思えるが、どうやら、レコード会社に支払うべきCDのプレス代などが未払いであることが原因だという。そのことを泰葉にぶつけると、

プレスできていないのは事実です。クラウン徳間さんときちんと話ができていませんからね。今のところ発売中止ですが、きちんと整理ができたら発売したいと思っているので、発売延期だと考えています。

 少し時間はかかるかもしれませんが、音源はもうできていますからね。ただ、不義理なところがあまりにも多すぎるので、(請求書の件で)みなさんのお許しを得てからではないか、と思っています

 各方面から続々と届く請求書。やはり、資金繰りの悪化がCDの発売中止につながったことを、否定はしなかった。

「CDのプレス代は17万円です。(請求書すべての)合計金額はまだ調査中なのでわかりませんけどね。それだけお支払いしてもよくないので。何がどう起こって、発注書がどこから来ているかをすべて把握しなければスタートできません」

 レコーディングにかかったスタジオ代、ミュージシャンへのギャラなど、いまだに支払われていない。

「支払いが滞っているというか、情報収集をしている段階ということです。請求書の件が明確にならないとできません」

 レコーディングにかかった費用は500万円とも600万円ともいわれ、今月末にはさらに請求額が膨らむと予想されている。タレント活動がほぼない現状では支払いは困難であるように思えるが、本人は自信をのぞかせる。

「ブログが月間300万アクセスを記録しているので、広告収入もかなり入っています。どこにも行かなくてもこんなに稼いでいいのかと思う額です。

 でも、それはファンのみなさんのおかげです。温かく見守ってくれているので。生活は安定というか、それ以上のものですね」

 いったい彼女はどれくらい稼いでいるのだろうか。

インタビュー終わりには、記者に泰葉自ら作ったひやむぎ冷麺をふるまってくれた

 ブログ事情に詳しい、ITジャーナリストの坂本翔氏によると、

アメーバブログの場合、月間300万アクセスであれば、月30万円以上はブログの更新だけで入ってきていると予想されます。

 泰葉さんの場合、それに加えて、化粧水やリップクリームなどの商品をブログ記事内で紹介して販売ページにリンクさせています。そこからその商品を購入している方がいると仮定すると、さらに金額は加算されているのではないでしょうか

 と、庶民にはうらやましいほどの額を毎月、手にしている計算だ。

彼女が語った“最後の夢”とは

「'19年に引退を考えています。2年後というのは直感です。音楽でもこれでいいっていうのができたので。それで決断しました。

 私はお嬢様育ちで人を疑うということができないんです。芸能界っていうのは、生き抜くためには大変ですからね。

 私にはしたたかさがまったくないんですよ。音楽センスはあるのですが、ビジネス戦略やしたたかさがありません。人にだまされたり、トラブルに巻き込まれやすいんです。小朝さんのDVもありましたし、とんでもない人生を送ってきました。

 だから、もう芸能界はいいやって思うんです。なので、家庭的なことをしたいですね。料理が好きで、最近は刺繍もやるなど、家にいるのが好きで。

 それくらい家庭的なんですよね。私は子どもが好きなのですが、子どもが持てなかったので、いずれ養子とかをもらって子育てをしたいという夢があります。これが最後の夢ですね

 そう語る泰葉の目は、どことなく明るさが戻っていた。夢を叶えるためにも、老婆心ながら身の上に起こっているさまざまなトラブルだけは、早めに解決しておくことが賢明なのではないだろうか。