会見で釈明する斉藤由貴

 斉藤由貴が、出演が決まっていた来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』を降板することになった。

 NHKの発表によれば、

「斉藤さんの所属事務所から、出演を辞退したいという申し出がありました。これを受けて検討した結果、予定通りご出演いただくのは難しいと判断し、出演者を変更することとしました」

 という。W不倫騒動のけじめということなのだろうか、出演中のCMも降りることになった。今回の騒動は思った以上に彼女に大きなダメージを与えたということがうかがえる。

「『週刊文春』の報道だけだったら、まだよかったんですが、後追いで出した『FLASH』の記事が効きましたね。

 結局、医師との不倫関係を認めて公表しなければならなくなりました。あんな恥ずかしい写真が出てしまって、いまは針のむしろ状態です。仕事に対するモチベーションも無くなっているそうです」(芸能プロ関係者)

 彼女は過去に2度の不倫騒動を起こしているが、当時は悪びれた様子もなく、今ほどヘコんでいるようにも見えなかった。割としゃあしゃあとしていたような記憶がある。

昔と背負ってるモノも違うから、同じというわけにはいかないでしょうが、メンタルが弱くなっているのは確かですね。これ以上好奇の目で見られるのに耐えられないんでしょう」(前出・芸能プロ関係者)

 また、共演者に“同罪”の渡辺謙がいるということが彼女に二の足を踏ませたとも。

「不倫俳優と不倫女優の共演ということで、ドラマそのものよりも話題がそっちに持って行かれるのは不本意でしょうし、NHKもそれを懸念していたそうです」(テレビ誌記者) 

 さらに、

「次の大河で西郷隆盛を演じる鈴木亮平は映画『HK 変態仮面』でパンティをかぶっていましたから、いろいろ揶揄されることを考えたら、辞退したくもなるでしょうね」(スポーツ紙記者)

 だが、降板を惜しむ声もかなりある。

芸能人のこの手のスキャンダルは、最初は同業者からも叩かれますが、3か月もすれば擁護する人が出てきて、叩いていた人たちも、“もういいんじゃないの”となるんです。それに最近は芸能ニュースの回転が速いから、3か月もたてば興味も薄れますしね」(芸能レポーター)

 大河の放送開始はまさに3か月後。そもそも当事者と関わりのない人たちにはどうでもいい話で、実際は“芸能人なんてそんなものだ”と思っている人も多いのだから、

「大河が放送開始されるころは、もはや気にする人は少ないと思います。これから3か月間の撮影だけなんとか乗り越えればよかったと思うのですが……」(前出・芸能レポーター)

 そして今、彼女のファンが増えてきているという話が。

釈明会見のとき、彼女は、ドラマの撮影で家に帰る時間がなかったからと、乱れた髪とシンプルな白い私服で登場しました。そしてあの独特の口調。

 ニュースであの会見を見て“斉藤由貴のナチュラルエロスはいいな”と彼女に萌えるオジサンが増えているんです」(スポーツ紙記者)

 出演していたら、大河の視聴率アップに貢献したかもしれない。そう考えると降板決定は早すぎたか……。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>