早朝から列をなした会場前。9割が女性。中には転売目的と思われる業者風の男性の姿も

「同世代の女性を中心に、朝から大行列でしたよ。いちばん前に並んだ女性は、前日の夜から並んでいたそうです」(ファッション誌ライター)

 9月末のとある休日の朝、おしゃれなカフェや雑貨店などが並ぶ港区外苑前の路上に、ハイセンスな街には似合わぬ大行列が。いったい何の列だったのかというと……。

外苑前にあるギャラリーで、石田ゆり子さんが私物を出品したフリーマーケットが開催されたんです。こちらのフリマは不定期に開催されていて、石田さんが洋服を出品しているんですよ」(前出・ファッション誌ライター)

 ナチュラルなスタイルで、男性だけでなく、同性である女性たちの支持も厚い石田。アラフィフにはなかなか着こなせないフリフリのブラウスをサラッと着こなすなど、“奇跡の48歳”のスタイルに憧れる同世代の女性は多い。

朝10時のオープンを前に店の前には大行列ができていました。先着順で25人ずつが買い物できる、完全入れ替え制でした。私は9時前に並びだしましたが、すでに150人以上並んでいて、買い物ができたのは、午後4時半過ぎから。終了時間までずっと行列が途切れず、最終的には250人以上はいたと思いますよ」(フリマの参加者)

 20畳ほどのそれほど大きくないスペースには、ブランドもののワンピースやコートといった衣料、パンプスやアクセサリーといった小物類などがところ狭しと並んだ。

「フリマは石田さんと旧知の仲であるファッション関係の男性が主催したもので、その男性の友人数人が商品を持ち寄っていて、すべてが石田さんの私物というわけではありませんでした。

 でも、ほかの出品者も、石田さんの親友である女優の板谷由夏さん、また、梨花さんを人気モデルに押し上げたカリスマスタイリストの風間ゆみえさんなど、ファッション業界で有名な方が多く出品していたので、商品はかなり豪華でしたよ。

 そのぶん世間一般のフリマと違って、数万円、中には数十万のコートなどもあって、お値段的には安くはなかったです」(前出・フリマの参加者)

 会場には、石田がお目当てとうかがえる、彼女っぽいファッションの女性たちも押し寄せていたが、

「石田さんは自分で前日に商品を搬入したようで、当日は会場にいませんでした。彼女はジーンズなど私物の洋服を数点出品していたようですね。値段は1万円ほど。石田さんのジーンズはものすごく細くて、試着する気すら起こりませんでしたけど(苦笑)」(前出・フリマの参加者)

 奇跡を目指すならスタイルが重要ということで……。