文化祭の翌週に愛子さまは少し眠たそうな様子で朝8時過ぎに登校された(11月2日)

愛子さまは、10月28日と29日の両日ともに学習院女子中・高等科の文化祭『八重桜祭』に参加されていました。

 28日には、来場していた受験を考えている小・中学生に施設や学校生活についての案内や、高等科の生徒の有志で行うダンスチームの公演の司会もされたそうですよ

 そう話すのは、とある学習院関係者。

 当日は雨模様の文化祭だったが、お友達とご一緒に校内の催し物を見て回り、楽しく過ごされていたようだ。

「29日は本館1Fの模擬店で、食券を受け取ってお弁当を手渡す係をされていました。

 制服の上にエプロンと三角巾をつけ、お客さんにぺこっと頭を下げて“ありがとうございました”と接客されていましたよ。

 接客された人の中には、愛子さまだと気づかない人もいたようですが、とても愛想のいい売り子さんでしたね」(同・学習院関係者)

 昨年の文化祭は、体調不良で欠席された愛子さまだが、今年の参加は自信につながったであろう。

 お母さまの雅子さまも、愛子さまの復調に安心されているようで、ひとり娘の“晴れ姿”を見るために『八重桜祭』に駆けつけていた。

文化祭には、雅子さまもパンツスーツ姿でいらっしゃいました。両日とも午後の数時間、滞在されて、愛子さまの接客風景を見て、とても喜ばれていたそうですよ」(同・学習院関係者)

 今秋以降の雅子さまは、都内での公務はもちろんのこと、宿泊を伴う地方へのお出ましも増えている。

 11月1日には、東日本大震災の被災地を視察するため、宮城県を日帰りで訪れた皇太子ご夫妻。

 まずは名取市にある災害公営住宅を訪れたあと、同市にある『東日本大震災慰霊碑』に献花された。

 そして、この日の最後に立ち寄られたのは、津波によって甚大な被害を受けたイチゴ農家のために整備された亘理町の集出荷施設『浜吉田いちご団地』だった。

「ご夫妻は復興状況やイチゴなどの町の特産品についての説明を受けてから、選果場でずらりと並んだイチゴをご覧になりました。

 雅子さまは“いい香りですね”と感想を話したり、“ご家族は大丈夫でしたか”と施設で働く従業員を気遣われていました。

 お帰りの際には、この施設で生産されたイチゴをお土産として購入し、お住まいで愛子さまもご一緒にお召し上がりになったそうです」(前出・皇室担当記者)

 かねてから被災地に心を寄せられる雅子さまの訪問で、地元住民も大いに励まれたにちがいない。

 母子そろって学校行事や地方公務で活躍されている一方で、実は、愛子さまに関する「極秘計画」が水面下で進行しているという。

来年の夏に高校2年生になる愛子さまは、学校の海外研修プログラムを利用して短期留学する方向で調整されているそうです。

 すでに、ご両親も留学に関して了承していると聞いています」(東宮職関係者)

どこの国を選ばれるのだろうか

 '06年の4歳のとき、愛子さまは雅子さまの海外療養に同行してオランダを訪れたことがあるが、来夏の留学が実現すれば、初めておひとりで海外生活を送られることに。

 学習院女子中・高等科に用意されているプログラムは、イギリスやオーストラリアなどの国が候補。いったい、どの国を選ばれるのだろうか。

「留学先について、ご夫妻は愛子さまの意思を尊重するお考えです。仲よしのお友達といろいろ相談されているのではないでしょうか」(同前)

 ただ、こんな見方も。

明治時代以降、皇室の方々はイギリスに留学することが慣例になっているので、愛子さまもイギリスに行かれるのではないでしょうか

 そう話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。

「'12年のエリザベス女王在位60周年に、両陛下も招待されて渡英されるなど、現在の皇室とも親交が深いです。

 皇太子さま(57)や雅子さまもオックスフォード大学に留学された経験があるので、普段もご両親から当時のイギリスの話をお聞きになっていると思います」(渡邉さん)

イギリス留学中の佳子さまも現地で自由にお買い物を(9月19日)

 秋篠宮家の次女・佳子さま(22)も、今年9月から国際基督教大学(ICU)の制度を利用され、イギリスのリーズ大学に留学中だ。

 来年6月ごろに帰国される予定なので、佳子さまからイギリスについての詳しい話を聞かれることもあるだろう。

 イギリスへ行かれるプログラムを利用されるとすれば、滞在先はロンドンの名門校『イートン・カレッジ』になる可能性が濃厚だという。

「このプログラムは7月末から約3週間の日程で、学習院女子高等科の2年生と3年生を合わせて約40名が例年、参加しています。

 イートン・カレッジの専任教員や同校の卒業生から英語の授業を受けたり、英国内の都市観光や多岐にわたるアクティビティーも行われます」(学習院ОG)

 現地では学習院生向けの英語教育プログラムが実施されるほか、自由時間ではそれぞれグループに分かれて行動する時間もあるそう。

「ロンドンやオックスフォード、ストーンヘンジなどの街を訪れて博物館やミュージカル鑑賞、スポーツ体験やバーベキューなども行われます。

 自由時間では生徒同士でグループを作って街でショッピングや観光スポットを巡ることで、イギリスの歴史や文化への理解を深める生徒が多いです」(同・学習院OG)

 ご家族不在での海外生活を送ることになれば、初経験の連続となる愛子さま。

オクスフォード大学の学生寮の自室で、おくつろぎの皇太子さま('85年9月)

「海外では、ひとりで考えて行動しなければならないことがあります。今までとは違い、ご両親と離れて暮らすことで、愛子さまに内親王としての“自覚”が芽生えるきっかけになると思いますよ。

 皇太子さまは、イギリス留学中に洗濯機に入れる洗剤の量を間違えて部屋を泡だらけにされたという有名なエピソードがあります。お買い物でもクレジットカードを使うことになるなど、愛子さまにとって初めての経験ばかりになるので、学ばれることも多いでしょうね」(渡邉さん)

 約3週間の海外生活。英語漬けの日々になることで、英語力に磨きがかかることはもちろんのこと、海外ならではの文化や「国際感覚」を身につけることも愛子さまの将来にプラスになるという。

「今までも、愛子さまは英語の授業やセミナーに参加されていて英語がお得意だと聞いているので、語学力がさらに上がることが期待されます。

 将来的には海外訪問などの国際的な公務も担われるでしょうから、来夏に海外へ短期留学されることはとてもいい経験になると思いますよ」(渡邉さん)

 将来を見据えた貴重な「留学経験」で愛子さまは大いに成長されることだろう─。