永野芽郁 撮影/廣瀬靖士

「今まで参加させていただいたドラマの現場とは雰囲気も違っていて。“朝ドラのヒロインなんだ、自分”って、ふと思いました」

 来年4月にスタートする、連続テレビ小説『半分、青い。』の撮影が岐阜県東濃地方のロケで始まった。主人公・楡野鈴愛(すずめ)を演じるのは、朝ドラオーディション初挑戦でヒロインの座を射止めた永野芽郁(めい・18)。ティーン誌のモデルを務めながら、映画『俺物語!!』『ミックス。』など多数の作品に出演。CMでは『UQモバイル』にも。

 約10か月続く朝ドラ撮影。激務と言われ、歴代経験者からも苦労話が伝わっているが、

「あっと言う間に終わる気がしています。勝手に終わりが見えていて(笑)。“あと10日だね”って話している自分が想像できるんです。めっちゃポジティブなんですよ」

 時は1989年(平成元年)。架空の町、東美濃市ふくろう町の商店街を作り上げての撮影。

「音楽プレーヤーのポスターが貼ってあるんですけど、大きくてカラフルなカセットプレーヤーなんです。見たことはあったけど使ったことがなくて……。あと、電話がクリクリするやつ(ダイヤル式)で。どうやってかけるんだろう、ってすごく興味がありました」

『わろてんか』からバトンを受けるとき、永野がどんなヒロインになっているか楽しみです!

北川悦吏子のヒロインイメージとは!?

 脚本の北川悦吏子の中で鈴愛は、自然の中でのびのびと大らかに育った『アルプスの少女ハイジ』のような女の子。イメージどおりと太鼓判を押された永野は「ブランコも好きだし、スキップも時々します(笑)」

永野芽郁 撮影/廣瀬靖士