新入幕を果たした大相撲初場所の番付表を手にする阿炎(共同通信社)

 1月14日から両国国技館で行われる大相撲初場所。暴行問題など何かとネガティブなニュースが多い相撲界で、前頭十四枚目の新入幕となった阿炎関に大注目だ。

「埼玉県出身の23歳で、高校卒業後は錣山部屋に入門しました。'15年に十両に上がったときは負け越しが続き、幕下に落ちる挫折も経験。昨年は七月場所で十両に上がると、九月場所では10勝5敗で十両優勝。十二月場所では11勝4敗の好成績で幕内昇進を決めました」(スポーツ紙記者)

 幕下三枚目のころから注目していたという“スー女タレント”の久志本眞子は、彼の意外なところに注目。

「四股がずば抜けてきれいなんです。しなやかで、股関節がとても柔らかいんですよ」

 それが、決まり手にも出ているという。

「師匠である錣山親方(元・寺尾)と似て、スピード感ある取り口で相撲センスが抜群。決まり手は突っ張っての押し出しやはたき込みが多いですが、下半身の動きがいいから決まるんです」(久志本)

 そんな激しい相撲を取る阿炎だが、土俵を降りれば、お茶目な一面も。

「“いつも応援しています”と声をかけたら、“ありがとうございます”とクシャッと満面の笑みで答えてくれました。支度部屋では周りのお相撲さんたちと楽しそうに話しているのに、土俵ではまったく別の顔。そのギャップがいいんです」(久志本)

 乙女の心をわしづかみにする阿炎の相撲からは目が離せない!!