NHK大河ドラマ『西郷どん』に出演する北川景子(31)。歌手でタレントのDAIGOと結婚してプライベートは幸福の絶頂期、女優業も好調でORICON NEWSが発表する「女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」の常連だが、ネットでは「結婚後に劣化した」という声も上がっている。

 一方、「別に」事件や離婚騒動を経て、最近ではドラマで母親役も好演している沢尻エリカ(31)と、飾らない美しさと確かな演技力で女性からも人気の高い吉高由里子(29)の同世代女優2人も、美しさと女優としての力を着実につけている印象だ。

左から吉高由里子、北川景子、沢尻エリカ

 このアラサー女優3人の中で、美の戦争に勝つのは一体誰!? 女優の美といえばこの人抜きでは語れない、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。

――文句なしに美しい北川さん、沢尻さん、吉高さんの3人ですが、高須院長の分析ではいかがでしょうか?

高須「北川さんはマライア・キャリー型だね。ベストショットを撮られる自分の顔の角度を知り尽くしている。だから写真だと息をのむほど美しい。でも、よく見るとカギ鼻なんだよね~。だけどバランスが非常にいいし、全体美人でしょう! 美人は全体の雰囲気の評価だし、総合偏差値は一番高いのではないでしょうか?」

――では、フランス人とのハーフである沢尻さんは? コケティッシュな魅力でとてもおきれいですが……。

高須彼女、歯の矯正をずいぶん前にした?

――はい、ご結婚前にはすでにしていたと思うので、それなりに時間が経っているかと……。

高須歯が古いよ! この長い歯、昔のミスワールドとかにいっぱいいた! 今は小さい歯が流行中だからね~。だから口を閉じるときれいかな

――沢尻さんは年齢の割にほうれい線が深いとも言われていますが、それは歯の矯正をしたからでしょうか?

高須「それはないね! 多分、今までコンプレックスだった歯が直って、歯を出して笑うことが多くなった。そうすると表情シワが増えるんです。眉間のシワや目尻の笑いシワも同じだね。よく動かすと動いた部分の皮膚が畳み込まれ、シワになるんだよね。でもこんなものは高須クリニックでも大人気のヒアルロン酸を入れれば、あっという間に解決するでしょう」

――なるほど! ところで女性人気の高い吉高さんはいかがですか?

高須「化粧も濃く見せてないし、自然体で売っているから『美女でござい!』っていう雰囲気ではないけど、きれいだね。それにこの顔は劣化が遅そう!

――劣化が遅そうとは聞き逃せません! どのような部分がポイントなのでしょうか?

高須顔がややふっくらしていて、顔のパーツの主張がそれぞれ強すぎない。これだね。あとはみんなにぜひ覚えてほしい『非劣化ワード』があるんだけど、それは『忘れ鼻』っていってね」

――「忘れ鼻」!? 忘れな草は知ってますが、鼻ですか?

高須「そう、鼻! 要は時間が経てば忘れてしまうような、インパクトのない鼻を持っている人は老けにくいということ。この忘れ鼻を持っている人は劣化しにくく、美人寿命が長いんです。平たい幼児顔とも言えるね」

――なるほど! では劣化が早そうなランキングをつけるとすると……?

高須カギ鼻が魔女っぽくなるかもしれない北川さんが1位! 次に、ヤセたらシワがより深くなりそうな沢尻さんが2位。で、先ほどの理由で吉高さんが3位で一番劣化しないでしょう

――そうなんですね~。美女ランキングはたぶん逆ですよね?

高須「うん。総合力で圧勝の北川さん。キュートな顔から美女に進化した沢尻さん、ナチュラル美の吉高さんの順だね」

――北川さんはここ数年「女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」で常に上位に入る人気で、沢尻エリカさんは人気絶頂の2007年に1位でした。その結果通りともいえますね。ところでデビューした10代の頃と比べて、みなさんそれぞれどう変化しているでしょうか?

高須「北川さんは結婚したことも影響しているのか、柔らかい雰囲気が出てきて30代らしい美しさを身につけました。流行だったとはいえ、以前のキツい細眉は、美人なんだけどなんとなく険しい印象だったし、メイクも今のほうがいいんじゃない? 沢尻さんは一皮むけて本格派女優になったし、顔も変わらずおきれい。あまり変わらないかな。吉高さんは自分のスタイルがあり、年齢を増すごとに輝くタイプだね。ということでみなさん、10代の頃より今のほうがすてきな気がします!」

――それは女性としてとてもいいことですね! ところで若かったといえば、沢尻さんは21歳のとき、例の「別に」発言で高飛車なイメージがついてしまいましたが、最近は当時を「精神状態がおかしかった」と反省している様子です。

高須「もともと、沢尻さんは映画『パッチギ!』で演技力が評価されるなど、単なるモデル出身の女優だったわけではないでしょ? だからこれでいいんじゃない? 女優として悪女も病んだ女も聖母もできる。これは能力があるということでしょう。だから過去のいろんなことを芸の肥やしにしていけばいいと思うよ。そもそも、少し毒っ気があるほうが男女ともにモテますよ! みなさんそれぞれ今の経験を生かして、すてきなアラフォー女優になるのを期待したいね!」


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)