『続・最後から二番目の恋』ファンミーティング('14年6月)

「あれ、こんなはずじゃ?」

 小泉今日子は今、そう思っているかもしれない。

 事務所独立宣言と合わせて、3年前から続いていた豊原功補との関係を「恋愛関係でもあります」と、“不倫宣言”までしてしまったのだが、

「“なぜ、今?”と疑問に思う人は多いです。小泉は男っぽい、竹を割ったような性格なので、いつまでもごまかしているのがいやになって、けじめをつけたかったのではないか、という意見が多数を占めています。なかには豊原の離婚が成立してないため、しびれを切らした小泉が強硬策に打って出たのでは、と考える人もいて、一部雑誌には『豊原の妻に宣戦布告』など過激な見出しが躍りました。

 いずれにせよ、所属事務所に迷惑をかけることになるので、独立してからということになったのだと思います」(スポーツ紙記者)

 不倫を認め、公表したことに対しては、もちろん賛否両論があり、SNS上では、

「世間に受け入れられないことは承知の上で、自分のやりたいことをやるという、強い意志を感じる」「キョンキョンは潔くて、カッコいい」という好意的な意見や、

「不倫を堂々と発表するのはおかしい」「相手の家族のことを配慮していない。自分勝手だ」などの苦言も飛び交っている。

 スポーツ紙やワイドショーでは擁護する意見が多いが、事務所独立の前と比較して変わったことがある。前所属事務所の影響力が完全になくなったとは思えないが、

独立前は、彼女の熱愛報道そのものが、ワイドショーで大きく扱われることはありませんでしたね。レポーターが直撃取材するなんて考えられませんでした」(ワイドショースタッフ)

 それだけではない。

潔いって本当に思っている人がいるんですかね。離婚していないのに熱愛宣言て非常識じゃないですか」(西川史子『サンデージャポン』での発言)

見えない方(豊原の妻子)が被害者って考えたときには、大の大人が“かっこいいね”“潔いね”はねえだろうって僕は思う」(坂上忍『バイキング』での発言)

 などと、彼女に批判的な意見を述べる同業者(芸能人)まで現れた。

「自分は支持されているんだ、と思い込んでいたのかもしれません。マスコミの攻撃にさらされなかったり、非難されずにすんだわけを、彼女はどれだけ理解しているかわかりませんが、少なくとも、いまは事務所独立のデメリットを痛感しているんじゃないでしょうか」(芸能プロ関係者)

 そして気になるのは、豊原との今後。ワイドショーの取材に対して、結婚はないと明言していたが、

相手の家族のことを考えてだと思いますが、豊原の離婚が成立したらあり得るんじゃないでしょうか。ただ彼女はアイドル時代から自由奔放に恋愛を繰り返していました。その性格は50歳を過ぎた今でも変わっていないと思います。“恋多き女”なんです。今の恋が長続きすると思えません」(週刊誌記者)

 これは最後から何番目の恋⁉

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。