舞台で輝きを放ち、生で会える(見られる)俳優が本当に仲のいい俳優を指名してトークする「生で会えるイケメンリレー対談」、通称“生イケ対談”連載。

 第29回は財木琢磨さんが高野洸さんを指名! 『週刊女性』本誌(2018年3月20日号)のスペシャル対談の続きを、たっぷりお楽しみください。

※この記事は2018年1月31日に取材したものです。

左から高野洸、財木琢磨 撮影/森田晃博

一緒に地元に帰ったら、まず中学校に行って校歌を歌う!

――おふたりとも地元は福岡県久留米市で、偶然にも同じ中学校出身の先輩後輩だそうですね。その中学校は、どんな雰囲気だったんですか?

財木 藤井フミヤさんが卒業された学校なんですよ。

高野 そうなんです。

財木 僕が通っていた頃は、けっこうヤンチャがたくさんいたんですけど(笑)。

――ヤンチャな生徒もいる中で、学校でのポジションは?

財木 僕は、どこでもいけるポジションでした!

高野 ハハハハ!

財木 大人しい子とも、スポーツ系の子とも、ヤンチャな子とも、みんなと仲がいい
タイプだったかな。ただ、先輩は怖かった。

高野 僕が通っていたときは、だいぶ落ち着いてましたね。ヤンチャな生徒は全然いなかったです。

財木 そうなんだ。部活は何やってたんだっけ?

高野 中学1年の1学期だけですけど、卓球部でした。

財木 俺はバスケ部で。お世話になった顧問の先生がめちゃめちゃ怖くて。

高野 生活指導の先生で、僕らの頃も怖かったです。

財木 俺が行ってたときは、売店があったんだけど。そこで昼ご飯のパンを買っ
てた。洸の頃はあった?

高野 ああ~、ありましたよ。でも僕は、中1の1学期だけパンを買ってて、その
あとは給食でした。

財木 そうか、売店におばちゃんが一人いて、上履きとかも買えたんだよね。

――もし、おふたり一緒のタイミングで久留米に帰ったとしたら、行きたいところはありますか?

財木 まず、中学校に行って、校歌を歌って……。

高野 アハハ! 校歌、歌うんですか?

財木 うん(笑)。ホントに一緒に行きたい! そのあとは、俺がよく行ってたルートなんだけど、久留米温泉に行って。ゆめタウンで買い物して、近くにあるパン屋さんでパン買って、河川敷で食べて……。

高野 アハハハハ!

財木 「俺んち行く?」って、ちょっと実家に行って。人を自分の家に呼ぶのが大好きなんですよね。それで1日終わり。

高野洸、財木琢磨 撮影/森田晃博

高野 それ充実してますね~、最高じゃないですか(笑)。

財木 そうでしょ?

高野 あと、福岡に住んでいた頃は、まだ未成年だったんで、久留米でお酒の飲めるお店とかは知らないので、行ってみたいです。

財木 そうだね。西鉄あたりに飲みに行きたいね。

高野 はい!

財木 地元が一緒の俳優でさ、飲みながら地元の言葉でしゃべるのとか、面白そうじゃない?

高野 いいですね。何人かいますもんね。

財木 久留米人会のイベントやりたいね。

高野 やりましょう、イベント(笑)。

同じ九州男児でも、恋愛は「リードしたい派」と「されたほうが楽派」

――恋愛観も少し伺いたいのですが、恋愛は自分がリードしたい? されたい?

財木 俺はね、絶対にリードしたい! 尻に敷かれるのが嫌だから(笑)。

高野 俺は逆なんで、やっぱり九州男児じゃないなって思って(笑)。

財木 付いていきたいタイプ? 年上が好きなの?

高野 いや、ホントに面倒くさがりなんで、リードしてもらうほうが楽かなっていうのはありますね。

財木 主導権を握られたら、嫌じゃない?

高野 “私が主導権握ってる”っていう感じだと嫌ですけど。どこに行くとか、何を食
べるとか、決める系だったら、いいよって感じですかね(笑)。

財木 ああ~、なるほどね。でも、洸が女の子と付き合っている感じが想像できない。どういう人と付き合うんだろうなと思って、心配ですね(笑)。

高野 よく言われます(笑)。

――好きな子ができたら、まず俺に会わせろと?

財木 いや、会わせなくてもいいけど、ちょいちょい報告しないさいと(笑)。

高野 アハハハハハ!

――理想のデートプランを教えてもらえますか?

財木 東京からまず離れたい。もう冬も終わることだし、花がキレイな場所とか、自然があるところに行きたい。滝の水が少しかかるようなところとかね。

高野 疲れてる(笑)。

財木 自然があるところで、癒やされたい(笑)。

高野 僕は、ドライブして温泉に行きたいですね。

財木 免許持ってるの?

高野 一応持ってます。久留米の教習所でとりました(笑)。

財木 よしよし(笑)。

高野 (笑)。温泉が好きなので、落ち着いた温泉旅館とかで、のんびりしたいなって思います。

財木 それなら、山梨の「ほったらかし温泉」はいいよ! 富士山も見えるし朝日を
眺めながら温泉に入れるし、夜景もすごくキレイだし。早朝だったら、側に卵かけご飯屋さんもあるから、朝ご飯に最高だし。

高野 ヤバいですね、それ、良さそう!

財木 必ず癒やされる。洸とデートしてるつもりで話しちゃったけど(笑)。

高野 アハハハハハ!

高野洸、財木琢磨 撮影/森田晃博

――今日の対談で、また、かなり距離が縮まりましたか?

財木 縮まりました、確実に。そう言えば、「ウチに泊まりに来て」って言ったよね。洸の家ちょっと遠いから、ホントにAiiA(2.5 Theater Tokyo)とかで公演があるときは、ウチにおいで。

高野 はい、行きます(笑)。

――最後に、お互いどんな存在になっていきそうですか?

財木 これからも大事にしていきたいですし、これからもお互いの話を聞けて、一緒に頑張っていける俳優仲間であり続けたいと思う。お互い経験を積んでいって、二人で一緒に地元に帰ったときに、盛り上がるようになれればなっていうのが理想ですね。次はがっつり共演したいね。

高野 したいです! 僕も福岡で「おお~、二人が帰ってきた!」と言われる存在になりたいと思います。財木くんに付いていって、あの中学からスターがまた二人出たぞって(笑)。藤井フミヤさんに続く二人になれたらと思います。

スペシャルQ&A【財木琢磨編】

――お芝居をしていて不安になることはありますか?

財木 不安というか、お芝居の難しさは感じてます。例えば、今、出演している舞台『クジラの子らは砂上に歌う』(※取材当時、現在は全公演終了)の稽古(けいこ)のときに思ったんですけど。自分的にはしっかりセリフを言って、相手に伝えたつもりのシーンを、後でムービーで見返すと、全然(自分のイメージと)違うんですよ。語尾が少し小さくなっていたり、少し早口になっていたり、言葉の抑揚がなさすぎて棒読みに聞こえるとか……。気持ちは作れているのに、見た目では伝わってない感じがして。本当に初歩的なことなんですけど、最近になって改めて難しいと思いました。

 同じ舞台でもマチネとソワレでは全く違う感情が出てくることもあって、なんで今までこの感情が出てこなかったんだろうと思うけど、それは相手が渡してきた感情で、変化もあるから。だからいつも舞台が終わると、“芝居ムズい”って思います(笑)。

財木琢磨 撮影/森田晃博

――あなたにとって愛とは何ですか?

財木 ……愛ってなんなんだろうな~(笑)。両親が、離れて生活しているからこそなのかもしれないですけど、今もけっこう心配して連絡してくれるんですよ。長文のメールもくるし、電話もありますね。朝、俺がちゃんと起きているか気にしてくれてたり。毎朝8時~8時半くらいにツイッターを更新することにしてるんですけど、更新してないと起きてないと思って、母親から電話がくる(笑)。父も、「何か困ったことがあったら、絶対にまず親を頼りなさい」って言ってくれますし。大人になった今も、俺のことを愛してくれているのは伝わるので、親の愛はいつも感じてます。男女の愛は、まだよくわからないです。

――最近、胸がキュンとなったことは?

財木 胸キュンしたこと……。最近だと、『クジ砂』のときかな。ダブルカーテンコールのときのことなんですけど。その日は僕が指名されて挨拶することになって、話し終わったら、(赤澤)燈くんが、「ホントにこいつはいいヤツなんですよ」って言ってくれて。“わ~そんなことないよ~、燈くんもや~”って思って、キュンとしました。燈くんは本当に優しいんですよ。公演の間も一緒にいて、いつも感じてましたね。

スペシャルQ&A【高野洸編】

――お芝居をしていて不安になることはありますか?

高野 舞台上に立ったときは不安になったら負けだと思うので、思わないようにしますけど。稽古中は、“これ、合ってるのかな?”とか思います。役の解釈とか、相手のことを思ってパスできているかとか。あとは、僕は滑舌がいいほうではないので、そこはすごく気になります。練習しても言いづらいセリフがあったりすると、やっぱり苦手意識があるから不安になりますね。その不安を払拭(ふっしょく)する方法は、とにかく稽古をひたすらやるしかないです。

高野洸 撮影/森田晃博

――あなたにとって愛とは何ですか?

高野 愛……(笑)。僕は、愛を抱いたことはないですね。愛って、やっぱり深いというかすごく重いものだと思うので。僕は人生で、まだ女性を愛したことがないと思います。恋は感じたことはありますけど。恋と愛は違うっていいますよね。自分の命を捨ててもいいくらい守りたいとかっていう感情も、思ったことはないですし。ただ、少しの優しさからでも愛を感じるなっていうことはあります。ファンの方からやスタッフから、そして家族や友達からも、たくさんもらってるとこはありますね。

――最近、胸がキュンとなったことは?

高野 ミュージカル『刀剣乱舞』~刀剣乱舞祭2017~の公演中に、みんなでご飯を食べに行ったお店で、ヘビとトカゲをペットとして飼っていて。爬虫(はちゅう)類は気持ちが悪いし、怖いっていうイメージがあったんですけど、そこのヘビとトカゲはすごくかわいいと思いました。ヘビは触ると腕に巻き付いてくるんですけど、それがまたかわいくて。意外としっとり、ひんやりしていて、鱗(うろこ)も柔らかくて。それに目がめっちゃつぶらでクリッとしてて、顔がかわいい。長い舌をペロペロってする感じもかわいいんですよね。色も白っぽい黄色でかわいくて、キュンとしました。

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<プロフィール>
ざいき・たくま◎1992年10月15日、福岡県久留米市出身。O型。’12年、第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト フォトジェニック賞。’14年、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン手塚国光役で舞台デビュー。以降、舞台、ドラマなどで活躍。ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~では、大倶利伽羅を好演。

たかの・あきら◎1997年7月22日、福岡県出身。B型。’09年、Dream5のメンバーとしてデビュー。現在は、俳優として舞台を中心に活躍。ミュージカル『刀剣乱舞』~つはものどもがゆめのあと~では、膝丸を好演。今後は、ミュージカル『Dance with Devils』第3弾(3月15日~3月25日@AiiA 2.5 Theater Tokyo)出演。【公式サイト】http://dwd-stage.com/

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/森田晃博 ヘアメイク/Emiy)