泰葉と破局したイラン人実業家メィヒディ氏

「まったく誠意もないですし、彼女はウソばかり。さすがにここまできては、司直の手に委ねようと思いました」

 そう話すのは、泰葉の元マネージャーで音楽ディレクターのA氏。彼女から恐喝を受けた事件で被害届を提出。神奈川県警は4月18日に受理し、捜査に着手したという。

 事件が起きたのは昨年8月のこと。彼女が同年9月に発売を予定していたCD制作が頓挫したことから始まる。

「レコーディングが終わりリリースするときになり、泰葉の会社に残金が8000円しかなかったのです。それで仕方なく発売を中止せざるをえなかったのに、彼女はブログで私を誹謗中傷し、“死ね!”などと書かれたメールが送られてきたのです」(A氏)

 そんな中、昨年8月16日に事件は起こった。

「仕事に行こうと玄関のドアを開けて外に出たら、黄色いビニール袋の中に出刃包丁と犬のフン、そして《イラン人がおまえをやりにいく》などと書かれた脅迫状が入っていたのです」(A氏)

 翌日、彼は最寄りの警察署に相談。8月18日には泰葉が警察署に呼ばれ、自分がやったことを認めている。

「そのときは、彼女に対する思いもありましたし、被害届は提出せずに指導だけにしてもらいました。その後、メールでやりとりをし、今年3月末までに私への未払い金約300万円を返済することを約束したのです。しかし、事件を反省するどころか、まったく誠意のある対応をしないので、被害届を提出することにしたのです」(A氏)

 今年2月、被害届を提出する前に、A氏は泰葉の実家である海老名家へも連絡を入れている。

「もちろん、泰葉は成人ですし、母親である海老名香葉子さんに責任があるとは思っていません。ですが、刑事事件を起こしたり、払うべきお金を払わず迷惑をこうむっている人がたくさんいることを知らせたかったのです」(A氏)

 だが、海老名家から弁護士を通じて書面が届いたのは1か月ほども後のこと。そこには、《通知人(注、香葉子氏のこと)らと泰葉氏とは絶縁状態であって、泰葉氏に関することにつき関与する意思は全くありません》と、まさに知らん顔といったところだ。

出資金は目的以外で使用

「実はA氏の件だけではなく、泰葉が行ったクラウドファンディングについても、警察は注目しているそうです。3月までにCDを制作して届ける約束で36人から16万7000円を集めたものの、CDは届かないしお金も返ってこない。出資者から詐欺ではないかという声が上がっているようですよ」(スポーツ紙記者)

 4月23日にイラン人実業家メィヒディ氏との婚約解消を発表し話題になったばかり。

 そこで、泰葉本人に電話で被害届の件について聞くと、

「警察から何の連絡もありません。何の件かよくわからないので、警察から連絡があったら、お話を伺おうかなと」

 と、どこか他人事。また、クラウドファンディングについては、

「お返ししたいのですが、お金がないので何日までに返すとは言えません。(出資金は)申し訳ないのですが、食べるお金もなかったのでありがたく使わせていただきました」

 と、出資金を目的外で使ったことをあっさりと認めた。お騒がせ2世も、そろそろ年貢の納めどきかも─。