5月16日、Kouzyに直撃取材

「被害者の方、被害者の家族の方に、心より深くおわびを申し上げます。僕ともそうですけど、家族の中ではお酒を飲むことはなかったので……ちょっと信じられないです」

 4月29日、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)でこのように語ったのは、強制わいせつ騒動でジャニーズ事務所を契約解除になった、元TOKIOの山口達也の7歳下の弟で、ミュージシャン兼プロレスラーのKouzy。4月26日に行われた山口の謝罪会見を受けて、Kouzyが所属するプロレス団体『666』の試合会場で口を開いた。

Kouzyは身長173センチ、体重61キロとプロレスラーとしてはかなり小さいですが、少林寺拳法を習っていたこともあり、学生時代はケンカも強くかなりやんちゃだったようです。整った顔に似合わず、頭や拳まで無数の古傷が刻まれていますからね」(スポーツ紙記者)

 そんな血の気の多い彼が、5月17日に千葉県船橋市でソロライブを行った。ライブに参加した男性によると、MCではかなりの暴飲エピソードを披露していたようだ。

「このペットボトル、ミネラルウォーターにみえるでしょ。実は、中に入っているのはウォッカ!」

「友達の誘いに負けて、昨日キャバクラに行っちゃって、それで朝8時まで飲んでたの。ナナコちゃんて娘がいて、帰らしてくんねえんだよ。“もう帰っちゃうの? と言われたら、”帰らない“と言うしかないじゃん」

 途中から加わった別のバンドマンからも「(Kouzyは)情緒不安定だからな」と指摘を受けたり、「俺ね、本当アル中だし」と自虐的に話すなど、やりたい放題。

 “酒好き”という意味では、山口と似ている部分もありそうだが、そもそも兄弟仲はよかったのだろうか。

「仲は悪くなかったようですよ。以前“兄は大好きだけど、歳が離れているからオモチャ扱いされていた”と言っていたことがありましたね。大人になってからは、ときどき連絡を取っていたようですね」(Kouzyの知人)

 大好きな兄が起こしてしまった今回の事件。山口は、入院先の施設から携帯電話で外部と連絡は取れるようだが、実弟にはどんな思いを伝えているのだろう。ライブ終わりのKouzyを直撃した。

――『Mr.サンデー』を拝見させていただきましたが、あれ以降、お兄さんとはお話をされたんですか?

すみません……。うちの団体とジャニーズ事務所のほうで、その件について話すことはこの前のときだけ許可されました。それ以外は、いっさいコメントは控えてくださいとジャニーズ側に言われているので、ちょっとお話しすることは……。言いたくても言えないんですよね

 そう言うと、一礼して立ち去ってしまった。ジャニーズからきつく口止めされていたようだったけど、彼が本当に言いたかったこととはいったい――。