草なぎ剛 撮影/山田智絵

父とは、キャッチボールとかを一緒にした記憶がありますね。少なくとも、光一みたいなお父さんではなかったかな(笑)

 '19年に公開される、西加奈子氏原作の映画『まく子』で、草なぎ剛(43)が“ダメおやじ”に!? 主人公・南雲慧(山崎光)が、不思議な魅力を持つ転校生・コズエ(新音/にのん)と出会い、父・光一(草なぎ剛)や母・明美(須藤理彩)らとともに、家族の絆(きずな)や、思春期の子どもの成長、葛藤を描いた物語。

 今作で映画初主演を務める“中学生座長”には、草なぎも舌を巻く。

「光くんも新音ちゃんも、まだ13、14歳で。本当に中学生座長、すごいなって思います。僕も彼らくらいのときには仕事をしていたけど、思春期ならではの揺れ動く気持ちとか、何事に対しても初々しい気持ちって大人になってしまったら忘れてしまうからこそ、大事だなって思います

 しかし、しっかり者の光くんも撮影のときは「毎日、お母さんが電話で起こしてくれるんだもんな」と、草なぎに可愛らしい一面を暴露される場面も。

 取材中もとっても仲よさそうに話す草なぎと光くんは今回が初共演!!

おにぎりを親子一緒に食べるシーンがあったんですが、光くんなんて、おにぎり17個くらい食べてたもんね(笑)。最初は若いから大丈夫だろうって思って見ていたんですけど、途中から“さすがに食べすぎじゃないか?”って心配に(笑)。でもリアルを追求するために、変に間引いたりせずきちんと表現しようというのが、この映画のよさにもつながっていると思います」

 和気あいあいとした雰囲気の中でも、ふとした瞬間に10代の光くんたちの“まっすぐさ”を感じたと語る。

監督の言葉をひと言も聞き逃さないように、純粋な目でまっすぐ見つめる光くんや新音ちゃんを見て“僕はいつからすれちゃったのかな”って(笑)。早く終わって美味しいものを食べたいなって思っちゃうんだよね(笑)。2人の撮影に向かう姿勢とか、お芝居に対する思いとか、ビシビシと感じて。おじさんもこれからも輝けるように頑張ろうって思いました!!

(C)2019『まく子』製作委員会/西加奈子(福音館書店)

撮影を振り返ると……

山崎光「わからないことがあったら、みんながすぐ助けてくれて。撮影の合間には草なぎさんと須藤さんが、僕のサインを本気で考えてくれたり、本当に楽しい時間でした」

新音「この作品を作るために生まれてきたんじゃないかなって思うくらい、みんながすごく一生懸命で。私も応えられるよう精いっぱい、頑張りました!」

須藤理彩「私自身も慧と同じくらいの子どもがいるので、親として改めて気づかされたこともある、とても刺激を受ける撮影だったなと感じています」

■映画『まく子』(2019年公開予定)
脚本・監督:鶴岡慧子 原作:西加奈子(『まく子』福音館書店刊) 出演:山崎光、新音、須藤理彩/草なぎ剛