パク・ソジュン 撮影/森田晃博

 モデルのように整ったスタイルと低音の落ち着いた声。それでいて“国民の男友達”と呼ばれる親しみやすさも持ち合わせるパク・ソジュン(29)。ラブコメ作品になくてはならない存在となった彼が主演し、本国で多くの共感を呼んだドラマが『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』。

この作品は、僕が暮らしている韓国の若者たちの現実を描いています。もしかしたら、幼なじみが恋人になるということがファンタジーかもしれませんが、若者のリアルな描写がみなさんに受け入れてもらえたんだと思います」

 彼が演じるのは1度はあきらめた“プロの格闘家”になる夢を、ふたたび追い始めるドンマン。

「楽天的な性格、誰とでも打ち解けられる社交性、真摯な気持ちで夢を追いかけていく姿勢がドンマンの魅力。僕も少しは、こういった要素を持っているとは思うんですが

 そう謙遜する。ドンマンの支えとなるのは、幼なじみで大切な女友達でもあるエラ。お互いに好意を持つふたりの“友達以上恋人未満”の関係を変えるきっかけを作るのは、ドンマンだ。

恋愛関係にかかわらず、ドンマンのようにストレートに自分の気持ちを伝えたいと努力はしています。すごく大切なことだと思うので。ただ、僕の場合は人見知りもあって、最初からというのは難しいですね。それと、早い段階で伝えてしまうと、少し軽く見られてしまうんじゃないかとも思って。僕の考える相手との理想の関係は、何が起きてもお互いを理解しあえること」

 恋愛模様とともに、今作の見どころのひとつが鍛え上げられた肉体。

「本当にたくさん鍛えました。時間があれば、もっと完璧な肉体を披露できたのですが、目標にしていた身体の80~90パーセントの完成度でしたね。その中で、いちばん自信がある身体の部分をあげるとしたら“お尻”です(笑)。今回、格闘家を目指す役だったので、肌を露出している時間が長かったんです。ずっと体形を維持していないといけなくて大変でした。そんな苦労をして演じたドンマンを、あるときは弟のように、息子のように、彼氏のように見ていただけると、このドラマを楽しんでもらえると思います」

 お風呂あがりは、やっぱり歌う?

「ドラマでは、みなさんに楽しんでいただくために歌いましたが、ふだんはあそこまでしないですね。実は、台本には、あのシーンで歌う曲について何も書いてなかったんです。だから、何がいいかなと悩みながらアドリブで歌いました(笑)」

 湯上がり後にすることは?

シートマスクを必ずするようにしています。乾燥しやすい肌なので。僕の肌キレイですか? もし、そう見えるなら、よくなるように努力しているからだと思いますよ(笑)

<PROFILE>
1988年12月16日生まれ。’12年の『ドリームハイ2』で本格的に演技活動をスタート。年上女性との恋愛を描いた’14年の『魔女の恋愛』でブレイク。その後、’15年の『彼女はキレイだった』、’16年の『花郎〈ファラン〉』に主演し、若手トップスターの地位を固める。バラエティーでも才能を開花させた現在は、新作主演ドラマ『キム秘書がなぜそうか?』に出演中。

『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』

<作品情報>
『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』発売中
【DVD SET1】(1〜8話)15200円+税、Blu-ray SET1(1〜8話)17200円+税
【DVD SET2】 (9〜16話)16200円+税、Blu-ray SET2(9〜16話) 18200円+税

(発売・販売元 NBCユニバーサル・エンターテイメント)

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