土屋太鳳 撮影/伊藤和幸

「チアダンスって、ただ踊ればいいわけではなく、人への応援の気持ちや、愛情をいかに込められるかが、すごく大事で。みんなとのチームワークも、より高めるために、撮影以外でもコミュニケーションをとって、楽しくやっています!」

 放送中のドラマ『チア☆ダン』で、主人公・藤谷わかばを演じる土屋太鳳(23)。女子高生らが、チアダンスで全米大会制覇を目標に、全力で駆け抜ける青春ストーリーだが、土屋自身も高校時代は、

「私も、ダンス部での部活漬けの毎日を送っていました。この時期は、神戸で全国大会があるんですが、暑い中ホテルの外で練習して。途中で、先生が怒っていなくなってしまったときは、みんなで裸足で探し回って“私たちの練習を見てください”って泣きながらお願いしたり。すごく懐かしい思い出です」

 毎日休みがないほど、部活に没頭していたが、そんな学生生活にも心残りが、ひとつだけあるんだとか。

忙しすぎて、制服ディズニーが1回もできなかったんです。行きたかったなあ……。でも、部活があったから、目上の方との接し方など、たくさんのことを学ぶことができて、今に生きています」

大切にしていること、支えてくれる言葉

 土屋演じるわかばは、同級生にかけられた「私とチアダンスをやろう!」という言葉に触発され、夢に向かって動きだす。そんな、自分自身を変えてくれた言葉は、

土屋太鳳 撮影/伊藤和幸

ファンの方からの“迷わなければ、迷路から出られないよ”という言葉が、すごく心に残っています。朝ドラを撮影中、カメラが怖くなったり、人とのコミュニケーションのとり方など、すごく悩んでいた時期があって。そんなときに、その言葉をブログのコメントに書いてくださった方がいました。“迷うことは、悪いことではないんだ”と、教えてくださったんです

 そんな彼女だからこそ、大切にしていることは、

ブログや、インスタグラムなどにコメントを書いていただけることが、すごくうれしいです。だから、イベントなどで直接お会いできる機会があるときは、きちんと感謝の言葉を伝えることを、昔から大切にしています

 土屋を支えてくれる言葉を聞くと、

「“大丈夫だよ”って言葉が、好きなんです。切羽詰まった、ギリギリのときは“行ってこい!”と背中をドンと押してくれるようなひと言が、すごく支えになるんです」

 ドラマも後半戦に入り、そろそろ秋の入り口が見え始めた8月末。この夏、やり残していることはある?

「チアダンのメンバーで、高尾山に登りたいと思っていて。明日明後日くらいに、みんな時間があるので“行きたい!”って提案したんです。でも、よくよく考えたら、登山中にケガでもしたら大変なので、撮影がすべて終わってから行くことにしました(笑)。かわりに、みんなでお参りに行こうって、このあと提案しようと思います!」

『チア☆ダン』 (c)TBS

<出演情報>
『チア☆ダン』
TBS系・毎週金曜夜10時~