永野芽郁 (c)NHK

「私にとって、永遠に自慢できる作品になったことは、間違いないです! だから、朝ドラでまたヒロインをやりたいな、また戻ってきたいなって思います(笑)」

 連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロイン・楡野鈴愛を演じた永野芽郁(18)が、8月17日にすべての撮影を終えて、ついにクランクアップ! 昨年の11月から撮影が始まり、

「長いようで、短いような10か月でした。こんなに長期間の撮影は初めてで、先が見えず、不安になって、ヒロインとしては頼りないときもあったと思いますが、本当にたくさんの人に支えられて、乗り切ることができました!」

梟町メンバーが語る『半分、青い。』の“ウラ話”

 いよいよ物語も、ラストスパートが近づいてきて悲しんでいる人、必見! 今だからこそ明かせる『半分、青い。』裏側のあんなことや、こんなことを、楡野草太役・上村海成、ブッチャー役・矢本悠馬、そして萩尾和子役・原田知世の3人に、教えてもらっちゃいました!

作中で流れた、『ロングバケーション』の再現ドラマ。実は、もっと長かったの?

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「放送では、ちょこっとしか流れていませんが、実際は5~6分間の、かなりの長尺で撮影していて。この顔で、木村拓哉さんがやられていた役を演じるのが申し訳なかったので、演じる前に1回、心の中で謝ってから挑みました(笑)。相手役の奈緒さんとも、一緒に動画を見て研究したりと、本気でやって、今回の撮影の中でいちばん自信があったと言っても、過言でないくらい、面白いものが撮れたんです。でも、実際はちょっとしか本編で使われていなくて……。どんな形でもいいので、ぜひみなさんにフルバージョンを見てほしいです!」(矢本)

永野芽郁が、やっぱりすごい!

「芽郁ちゃんと初めて会ったのは、彼女が中学生、僕が高校生のときに、雑誌のお仕事のときで。そのときは、芽郁ちゃんが女優さんをやられているのは知らなかったんですが、今作で共演して、本当に驚きました。スタートから、カットがかかるまで、どこにも芽郁ちゃんがいない、完全に鈴愛なんです。実際、芽郁ちゃんも多趣味で“毎日習い事したい!”って言っているくらい、鈴愛のように生きる力に満ちあふれた子で。こんなすごい子を、中学生のときから知っていることが、すごく誇らしかったです。“わし、この子が子どものころから知ってるぞ”って(笑)」(上村)

今では、立派につくし食堂を継いでいる草太。でも、当初は……?

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「初めのころ、草太が将来何になるかということは、言われていなくて。ただ、鈴愛が上京する前に、家族ですき焼きを食べるシーンの撮影のときに“いずれ、卵系に進む”と言われたんです。“卵系ってなんだ!? パティシエとかかな?”と考えていたら、まさかカツ丼につながっていたなんて……(笑)。事前に、将来どうなるかを知らなかったからこそ、本当に草太の人生を歩んでいるような感覚で、演じることができました」(上村)

律の魅力は、佐藤健の魅力……?

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「フワフワして、ちょっと夢見がち、娘がそのままお母さんになったような、和子という母親を持った律は、周りよりも大人っぽい。健さんご自身も、実年齢より精神的な部分が、成熟されている方なのかなと、一緒にいて感じます。何もしゃべらなくても、人の心を静かに見つめているような眼差しが、律であり、健さん自身の魅力なんだと思いました」(原田)

SNSでも和子さんのモノマネは、かな~り話題になりました!

「和子さんは、ピアノを弾いたり、お菓子を焼いたり、とてもお上品なところもありつつ、実はお茶目な一面を持っている女性。ですから、弥一さん(谷原章介)や、律(佐藤健)に、新しいモノマネを披露していたりしたんじゃないかと。それにしても、金八先生のモノマネは、相当ハードルが高くて(笑)。台本をいただいたときからの、いちばんの悩みの種でした」(原田)

視聴者も驚いた、ブッチャーこと西園寺龍之介と、木田原菜生(奈緒)の結婚♪ 実は「僕もびっくりしました」!?

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「クランクインしたばかりのとき、北川(悦吏子)先生と、梟会のメンバーで食事に行かせていただいて。そのときはまだ、ストーリー的にブッチャーと菜生は、誰かしらと結婚することは決まっていたんですが、相手は決まっていない状態で。そしたら、奈緒さんが「(菜生が)ブッチャーと結婚したら面白そう」って。僕も“そうだね”って聞いていたんですが、その後、実際に台本を読んで“本当に結婚するんだ!”って、すごい驚きました(笑)」(矢本)