《わたくしヒカキンをフォロー&この投稿をリツイートで【総額150万円分】Nintendo Switch有機ELモデルを40名様にプレゼント》
1月28日、“#ヒカキンスイッチプレゼント”のハッシュタグとともに、自身のツイッターを更新したヒカキン。すると6日経った2月3日には、この“固定ツイート”は早くもリツイート127万件超えと驚異的なスピードでカウントされているーー。
1月1日放送の『逃走中 元日3時間SP』(フジテレビ系)にて唯一、逃走成功を達成したヒカキンは賞金150万円を獲得。その使い道の詳細をツイッターと、YouTubeチャンネルにて発表したのだった。
《年末年始で少しの間、普通に買える期間があったんですよ、有機ELモデルも。で、“お1人様1個まで”っている制限はあったんですけど、スタッフさんとかUUUMの社員さんとかで、みんなで1台ずつ買って、しっかりと購入したものです》
賞金150万円を使って1台37,980円の最新型ニンテンドースイッチを40台購入し、動画視聴者やフォロワーの中から抽選で40名にプレゼントするという大型企画。ヒカキンのツイッターをフォローし、冒頭のツイートをリツイートするだけで応募完了となるだけに、希望者がこぞって“応募リツイート”をしているわけだ。
“買い占め行為”にマナー違反の声
ところが、彼が明かした人気ゲーム機40台の入手経路にネット上では懐疑的な声も向けられた。というのもーー、
「仮に40台の新型スイッチが任天堂から動画用のプレゼントとして充てがわれた、または同社に直接発注したものであれば批判は生まれなかったのかもしれません。
しかし、年末年始という需要が最も高まる時期に、ヒカキンは“お1人様1個まで”の個数制限がかけられた一般店舗にスタッフを動員して買い集めた、というような物言いをしています。つまりは彼がプレゼント企画のために、“1人で40台を買い占めた”ことから、その手法が“転売ヤーと同様の行為”と見られたのです」(Webニュースサイト・編集者)
都内の大手家電量販店を訪ねてみると、現在は流通こそしているものの《お1人様カラーに限らず1点までとさせていただきます》との個数制限がかけられ、「ネオンブルー・ネオンレッド」カラーは品切れになっていたスイッチ。確かに、年末年始にクリスマスプレゼントやお年玉での購入を考えていた消費者にとって、ヒカキンの“買い占め行為”はマナー違反に映ったとも考えられよう。
それにしても、2021年12月18日にも《【破産】iPhone13を1000万円分買ったので全部プレゼントしますwww【ヒカキンTV プレゼント企画】》として、同様に199万件もの応募リツイートをされたヒカキン。をこの時は『Hikakin TV』のチャンネル登録者が1000万人を超えたことへの感謝としていたが、なぜ立て続けに“ばら撒き”企画を実施するのか。
「もしかしたら“お金配りおじさん”を意識しているのかも」と、苦笑いするのはネット事情に詳しいITライター。“お金配りおじさん”とは『ZOZO』創業者で実業家、宇宙旅行が話題になった前澤友作氏のこと。宇宙からもお金を配っていた前澤氏は、2年前から総額30億円もの“お金配り”を慣行している。
「そんな前澤氏が、ZOZO在籍時の2019年1月5日に実施したのが《僕個人から100名様に100万円》という総額1億円の現金プレゼント企画でした。彼のツイッターをフォローして当該ツイートをリツイートするという応募方法で、わずか2日間でそれまでの世界記録355万件を早々に更新。
その後も応募ツイートはカウントされ続けて、最終的に500万件を超えてギネス記録の認定を受けたことを報告。この前澤氏の記録を破ることができたら、世界的ニュースとして配信されるかも(苦笑)」(同・ITライター)
世界進出への投資か
前澤氏とは、YouTube上でコラボをしたりと交友を重ねているヒカキン。昨年12月に、宇宙で過ごしていた同氏のチャンネル登録者数が100万人を超えた際には、《おめでとうございます》との絵文字付きのお祝いツイートを更新している。
「YouTube登録者数やSNSのフォロワー数など、インフルエンサーとして前澤氏を大きく上回るヒカキン。でも、同時に『UUUM』設立者で最高顧問でもあるだけに、実業家・前澤氏から学ぶことも多いでしょう」(同・ITライター)
YouTubeチャンネル登録者数1000万人を超えて、SNSフォロワーを合わせると2700万人に支持されているヒカキン。日本を代表するトップインフルエンサーには違いないが、社員を抱える実業家としてさらなる成功を目指すのならば、世界に通じる「数字」が欲しいところか。
「世界のトップインフルエンサーのフォロワー数は軒並みに億超えと、現状はとても太刀打ちできる数字ではなさそう。でも、前澤氏のリツイート世界記録であれば“お金配り”次第で可能性もないわけではない。ヒカキンのプレゼント企画は、もちろん視聴者への恩返しなのでしょうが、いつかは果たしたい世界進出への投資のようにも思えますね」(同・ITライター)
ヒカキンのスイッチプレゼント企画の締め切りは2月6日まで。前澤氏の世界記録にどれだけ近づくのだろうか。