『スッキリ』の打ち切りについて直撃を受ける加藤浩次(2022年)

 11月9日、『週刊女性PRIME』が朝の情報番組『スッキリ』が来年3月末で終了することを報じていたが、翌々日の11日に日本テレビが公式に発表。同局は「テレビを取り巻く環境やニーズの変化に対応するため」と説明しているが、ネット上では“番組終了の理由”を憶測する声が相次いでいる。

 お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次がMCを務め、2006年4月から16年以上も放送を続けてきた同番組。オーディション企画が人気を博しNHK紅白歌合戦の出場を果たしたアイドルグループ『NiziU』『BE:FIRST』を世に広めたり、加藤の歯に衣着せぬ意見が好評となり瞬間最高視聴率17.0%越えを記録したこともあった。

 だが、近年は視聴率が低迷しており、同時間帯の情報番組の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)と大きな差をつけられていた。

 さらに昨年3月には、番組内で“アイヌ民族に対する差別的表現”を放送し、批判が殺到。今年6月には、取り上げた“ペットサロンにおける犬の虐待死事件”の放送内容について、ペットサロン経営者が「名誉を侵害された」と猛抗議。その結果、2度にわたって放送倫理・番組向上機構(BPO)が審理入りすることとなった。

 これらの不祥事や低視聴率から“番組終了の理由”が浮き彫りになってくるものの、世間では“吉本興業と加藤の関係”を理由に挙げる人も少なくない。19年、当時加藤が所属していた吉本興業の闇営業騒動が勃発した際、番組内で吉本の対応を加藤が猛批判したのだ。

「吉本が“加藤潰し”に打って出た」の声も

 ネット上では、

「過去に吉本を批判しまくって、会長・大崎さんを怒らせたのが原因だと思う。大きい事務所に喧嘩を売った末路だね…。吉本の恐ろしさを感じる」

「やっぱり、吉本からの圧力には耐えられなかったか。実質干されたようなものだよね」

「加藤さんはもう吉本とは縁が切れてるし、吉本が“加藤潰し”に打って出たとしか思えない」

「芸能界ってやはり大手の事務所を敵に回すとまだこのようなことになってしまうのかと思うと残念です」

「加藤は吉本やめたのが響かなきゃいいけど」

 などの声が寄せられている。実際に加藤は2021年3月いっぱいで吉本興業とのエージェント契約を終了しており、当時自身の口から「吉本興業さんの方から契約は延長しないと言われまして……」と明かしていた。
 
 一方では、こんな声も。

「そもそもMCの仕事は吉本が取ってきたものだと思うから、吉本と加藤さんの関係が終わったことで、必然的に番組も終わることになったんじゃない?」

 17年続いた長寿番組が終わることに様々な意見が飛び交っているが、最も多いのは“朝の顔”が変わることを惜しむ声だ。4か月後は“加藤ロス”を悲しむ声が飛び交うことだろう。

 
日本テレビアナウンサーの水卜麻美

 

水卜麻美アナ

 

『スッキリ』の打ち切りについて直撃を受ける加藤浩次(2022年)

 

『スッキリ』の打ち切りについて直撃を受ける加藤浩次(2022年)

 

約17年続いた『スッキリ』がついに終わる(番組HPより)