「松平健さんとご一緒できると聞いたときは、驚きと同時に、すぐには信じられない気持ちでした」
5月5日より『五月薫風特別公演』（大阪・新歌舞伎座）が初日を迎える。
もし千両（約1億3000万）あったら？
「『マツケンサンバ』のお衣装のときの松平さんはもちろんすごいんですが、私服でいらっしゃるときも、すごく輝きとオーラを放っていらっしゃって。大先輩ですからやっぱり緊張しますが、とてもフランクにやさしく接してくださいます」
とニッコリ。稽古を含め、すべてが自分のためになる時間と感じている。
「歌や演技についてはもちろんですが、所作やモチベーションなど、ステージ外でもしっかりと学びたいです。1秒も無駄にせず、そして松平さんからは“ゆうと”と呼んでもらえるように頑張りたいです！」
第一部はお芝居『伊之吉の千両茶碗』。
上方落語『はてなの茶碗』をモチーフにしている。有名な道具屋の金兵衛（松平健）が茶屋で気にかけたひとつの茶碗。油屋の男（桂米團治）は“千両の価値があるはず”と思い込み……。
ちなみに、千両は現在のお金に換算すると約1億3000万円。もしあったら、どう使いたい？
「とりあえず、欲しいキャンプ道具は全部買いそろえたいです！ えっ、余る？うーん。キャンピングカーを買う！そして、残りのお金で日本一周とかしてみたいですね」
第二部はふたりによる、豪華な歌謡ショーとなっている。
「松平さんの数々の名曲に加え、自分も最新シングル『心機一転』から長編歌謡浪曲まで、たくさんの曲を歌わせていただきます。ぜひ、この異色のコラボを楽しんでいただければと思います！」
スーパー銭湯は「純烈さんくらい（笑）」
お芝居と歌の二本立てとあって、ハードな日々を過ごしている。体調管理はどのように？
「劇場公演が始まると、どうしても外食が多くなってしまうんですけど、なるべく日常生活と変わらない食生活を心がけています。
僕、納豆がすごい好きで。劇場公演が始まると、 パックご飯＆納豆＆温泉卵で、納豆卵かけご飯みたいな感じで食べるのは毎回のルーティーンにしています。
あとは身体にやさしいものを選び、なるべく同じ時間に食事をする。これが自分の中では体調よく過ごせる秘訣かなと思っています」
ジムにはできれば週2～3回行きたいそうだが、なかなか時間が取れていないという。最近ハマっているのは、サウナ。
「趣味のキャンプは、やっぱりお休みが2日間ないと行けないので。もっと短時間でできることないかな、と。実はもともと、サウナは得意じゃなかったんですが、飛行機のプログラムで『アメトーーク！』の“サウナ芸人”の回を見て。
みなさんの熱弁に心を打たれて、どうしても行きたくなってしまって。現地でスーパー銭湯を探して、行っちゃいました！」
以来、週2日ペースのサウナ生活に。
「純烈さんくらい、スーパー銭湯に行っているかも（笑）。地方にいったときは、どこにスーパー銭湯があるかをいっぱい調べますし、東京でも“次はここに行きたい”というところをリストアップしています。
身体の疲れも取れるし、睡眠の質も上がりました！」
20代も後半、年相応の歌手になりたい
5月24日には『心機一転』の新装盤もリリースに。
「“同じ曲のカップリングなのか？”と思うほど、ジャンルの違う3作品になっています。Dタイプのカップリングは『長編歌謡浪曲「坂本龍馬」』、Eタイプの『ふたりは翼』はポップスのラブソング、Fタイプの『夢の坂道』は抱きしめてくれるような応援歌です」
1月に25歳を迎えている。20代も後半に突入。
「もう四捨五入したら30歳ですもんね。心の成長はあまり感じられないんですけど（笑）、ただ歴代のジャケ写を見るとやっぱり顔つきが変わってきた気がして。デビュー当時は少年っぽい（笑）。やっぱり、年相応の歌手になりたいという気持ちはあります。
年を重ねていくほうが、歌える曲も多くなっていくと思うので。デビューしたころは、演歌歌手でいることに精いっぱいでしたが、今は劇場公演を含め、幅広いお仕事をさせてもらえるようになりました。そういった意味では、挑戦の気持ちはさらに忘れずに。
“演歌歌手の人がやっていないことを全部やる！”くらいの気持ちで、20代後半を過ごしていきたいと思っています」
『五月薫風特別公演』
5月5日（金・祝）～5月14日（日）、大阪・新歌舞伎座にて。出演／松平健、辰巳ゆうと、桂米團治 ほか
【第一部】『伊之吉の千両茶碗』【第二部】松平健＆辰巳ゆうとスペシャルコンサート
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20230505.html
5月24日発売『心機一転』
カップリングはDタイプ『長編歌謡浪曲「坂本龍馬」』、Eタイプ『ふたりは翼』、Fタイプ『夢の坂道』。各1400円（税込み）。発売／ビクターエンタテインメント