2013年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 韓国のアイドルグループ・BTSが、6月13日で10周年を迎えた。2013年に7人組の本格派ヒップホップグループとして韓国でデビューした彼らは、アジアを飛び出し、あっという間に、世界中からラブコールを浴びる人気者になった。

BTS10周年の軌跡

 惜しくもK―POP初受賞を逃したものの、今年で3年連続グラミー賞にノミネート。'18年には、K―POPジャンルで初めてのビルボードランキング1位を獲得するなど、彼らの軌跡は“初”に溢れている。 

 2018年は、彼らにとって大躍進の年だったが、一方で、団結力が試される場面もあった。

 アジア最大級の音楽祭『MAMA 2018』に参加したBTSは、大賞を含む5冠を達成。順調な道を歩んでいるように見えたが、一方で、忙殺される日々の中で辛いこともあったようだ。

 MAMA授賞式では、その場にいたファン誰もが、彼らの喜びの爆発を予想していた大賞スピーチの途中で、最年長メンバー・ジンは複雑な面持ちで苦悩を告白。“精神的に辛くて解散したいと思ったこともある”と本音をこぼした。

 この発言によって、一時は“解散騒動”が囁かれたものの、ファンやメンバー同士で支えあって、無事に乗り越えることができた。

『Dynamite』や『Butter』が大ヒット連発のBTS

BTS。左からV、シュガ、ジン、グク、RM、ジミン、J-hope

 再び駆け出した彼らも輝いていた。休止を挟みながらも、知名度を一気に押し上げた楽曲『Dynamite』や『Butter』など、ヒット作を連発。アメリカのビルボードのメインシングルチャートランキング“HOT100”という項目では10週連続1位を記録し、他にもアメリカの音楽関連の賞を取っていった。

 何をしても記録を残してしまうほどの活躍ぶりだったが、先延ばしされていた兵役制度が、彼らにも適用されることになる。'22年10月にメンバーの兵役前最後のライブが釜山で行われ、彼らのファン“ARMY”たちは、推しとのしばらくのお別れを嘆きながら見送った。

 そうして、この8か月ほどは“BTS不足”が続いたが、彼らの10周年を迎えて、ファンはお祭り騒ぎ。韓国・ソウルでは、12日から記念イベントが幕を開け、町中がグループのシンボルカラ―である紫に染まっていく。6月5日には、『Dynamite』の再生回数が17億回を突破した。現在も兵役中のメンバーがいるものの、6月9日には“7人完全体”での新曲『Take two』が発表され、ARMYの盛り上がりは爆発中だ。

 ソロでの活躍からも目を離せない。SUGAは、6月2日から3日間、日本での初のソロ公演を開催した。ジョングクも、7月にソロアルバムの発売を控えていると発表している。

 7人揃っての“完全”な全員集合はもう少し先だけど、それでも、彼らの人気はいつでもダイナマイト級だ。

 

2013年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2013年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2013年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2013年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2014年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2014年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2018年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2020年時のBTS(週刊女性本誌および別冊より)

 

2023年で10周年を迎えるBTS(公式SNSより)