エアコンと室外を結ぶドレンホースからゴキブリが侵入してくることも。ホースを地面から浮かせる、ホースの先端にストッキングを詰めて対策できる※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!夏前に掃除をしたエアコン。シーズン終わりも掃除するべき?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.夏前に掃除をしたエアコン。シーズン終わりも掃除するべき?

A.掃除をしないと、カビやゴキブリ発生の原因に。掃除後に、送風運転で乾燥させて。(アクティア株式会社 カジタク・ハウスクリーニングチーム 担当者)

 今年の夏も大活躍だったエアコン。残暑が厳しく、まだしばらくはお世話になりそうだが、夜は涼しい日もあり、使用頻度が減りそうな予感。

 そんなエアコンのお手入れ。使い始めはニオイが気になるなどの理由でフィルターの簡単な掃除はするが、シーズン終わりにも掃除をしたほうがいいの?

暖房を使う冬までそのまま放置してしまう人が多いのですが、そうするとエアコンの中がカビだらけになります。なので、実はシーズン前よりも後の掃除が重要なんです」

 そう話すのは、家事支援サービスを全国展開する、「カジタク・ハウスクリーニングチーム」の担当者だ。

「カビの原因はエアコン内の結露。エアコンの中では外気の熱い空気と冷たい空気が触れ合うため結露水が発生します。また、カビの原因になるだけでなく、ゴキブリがすみ着いてしまうことも」(カジタク担当者、以下同)

 エアコンは室内のホコリや汚れも吸い込んでいる。ゴキブリは何でもエサにするため、ホコリと結露水をエサにすみ着いて卵を産み、繁殖してしまう可能性が。

 掃除のときのコツは?

「忘れがちですが、最初に必ず電源プラグを抜いてください。その後、エアコンカバーを水拭きします。次にフィルターを外し、裏側(ホコリがついていない側)からシャワーをあてると水圧で汚れが落ちやすいです。

 そして、乾いたフィルターを戻した後に、送風運転をするのがポイント。内部を乾燥させるために、換気をしつつ2~3時間放置してください」

 

エアコンのフィルターは月2回掃除すべし(イラスト/上田惣子)

 

超音波式加湿器はミスト中にカビや細菌が含まれている可能性がある

 

窓の結露は放置するとカビの原因に。こまめに拭いてカビの栄養源になる汚れを除去

 

節電を意識するうえで避けて通れないのがフィルター掃除。1年掃除をしないと、電気代が25%無駄になるのだとか。使い始める前にぜひ掃除したい