映画『ステップ』公開記念トークショーでの広末涼子('20年3月)

 女優・広末涼子の活動復帰が近づいているという。

『FRIDAY』12月8日・15日合併号がその近影を捉えていて、彼女の表情を《憑き物が落ちたような笑顔》と表現していたが、写真を見ると心なしか痩せてシャープになった印象があり、確かにスッキリした表情だ。

世間の関心は…

 久々の“大物”の不倫騒動に世間は大いに沸いたものだった。鳥羽周作シェフとのW不倫が発覚したのが今年の6月。それから5か月経ったが、騒動はほぼ沈静化したように見える。というのも、その間に「ジャニーズ性加害問題」が大きな動きを見せ、世間の目はそこに集中。さらに宝塚歌劇団のいじめ問題も発覚するなどして、広末の不倫騒動は影が薄くなった。

「そればかりじゃない。最近は不倫報道に対する風当たりが強くなってきていて、テレビはそう深く掘り下げることはしませんし、読者も視聴者も反応は薄いですから、大物のスキャンダルだとしても騒動は初動が大きいだけで、長続きしない傾向にあります」(ワイドショースタッフ)

 世間は思っている以上に、芸能人の不倫に対して興味を失っているようだ。加えて、広末はもともと女性ファンがそれほど多くない上に、ファンはもちろん、彼女を責める男性は少ない。そのせいか、非難の声は意外と少なかったのだ。

男性たちの“過激な言動”

 また、当初支持する声が多かった当時の夫、キャンドル・ジュン氏にパワハラ・不倫疑惑のスキャンダルが発覚し、一気に評判を落としたことと、鳥羽シェフの度重なる舌禍など、男性たちの過激な言動が露わになった。

 さらに、今回の不倫では愛があふれる“交換日記”が流出するなど、恋愛体質な広末の乙女チックな姿が浮き彫りとなり、恋愛小説のような様相を呈したことで非難どころか擁護する女性が増えたことも彼女の背中を押す結果となっている。

キャンドル・ジュン氏、鳥羽周作シェフ

広末さんの所属事務所は仕事復帰に対して時期尚早と考えているようですが、本人はいたって意気軒高で、仕事する意欲満々だと聞きました。完全にふっ切れたようですね。CMなどはまだちょっと難しいでしょうが、テレビ局はもちろん、業界には“広末ファン”の男性が多く、“すぐにでも使いたい”と言っているドラマプロデューサーもいます。斉藤由貴さんと同じで、もはや彼女の恋愛スキャンダルはデメリットにはならないでしょうね。それに、不倫など何の影響もない海外の配信サイトが制作するドラマなら、今すぐ出演できるでしょうし、実際に企画を考えているところもあると聞きました」(キー局プロデューサー)

 広末としても、子どもたちのことを考えれば、いつまでも仕事復帰しないでいるわけにはいかないだろう。

『FRIDAY』に掲載された写真を見ると、その美貌は以前にも増したように見えるし、これから新しく1歩を踏み出そうという覚悟がにじんでいるようにも感じる。

 いつの時代にも“母は強し”ということだーー