スーキー・ウォーターハウス(本人のインスタグラムより)

 アメリカのテレビ界最高峰の賞といわれるエミー賞の第75回授賞式が、2024年1月15日(現地時間)に開催された。

 今年は『メディア王~華麗なる一族~』がドラマ部門の作品賞をはじめ、キーラン・カルキンとサラ・スヌークが主演男優賞と主演女優賞、マシュー・マクファディンが助演男優賞を受賞。また、『一流シェフのファミリーレストラン』がコメディー部門で作品賞、ジェレミー・アレン・ホワイトの主演男優賞、エボン・モス=バクラックとアヨ・エデビリがそれぞれ助演男優賞と助演女優賞と多くの賞を総なめ。リミテッドシリーズ/テレビ映画部門では『BEEF/ビーフ~逆上~』が作品賞、スティーヴン・ユァンが主演男優賞、アリ・ウォンが主演女優賞に輝いた。

 そんなエミー賞だが、今年は全米の視聴者数が430万人と、過去最低を記録。本来は昨年9月に放映予定だったものの、ハリウッドにおける俳優と脚本家のストライキを受けて延期になったため、候補作品に新鮮味がなかったことが影響しているとする意見もある。

ドレスが「金太郎」「子泣きじじい」「びんぼっちゃま」

 しかし、そんな中、日本でも一際話題になっている存在が。

「ドラマ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』のキャストとして式に参加した、女優やモデル、シンガーソングライターとして活躍するスーキー・ウォーターハウスが、大胆な衣装で登場して注目を集めています。彼女の婚約者は、映画『TENET テネット』『THE BATMAN-ザ・バットマン-』などに出演しているロバート・パティンソンで、2023年11月に妊娠、12月に婚約が明らかになりました。

  スーキーが今回の式で身に纏ったのはイタリアの高級ファッションブランド『ヴァレンティノ』の真っ赤なドレスですが、背中側に布がなく、ひもで結んであるだけのかなりセクシーな仕様。妊娠中の大きなおなかがハッキリとわかるもので、マタニティ向けに再デザインされたものだそうですが、お腹が冷えてしまうような露出ぶりは物議を醸しています」(映画誌ライター)

背中側に布がない大胆なドレスでエミー賞の授賞式に参加したスーキー・ウォーターハウス(エミー賞の公式インスタグラムより)

 妊婦姿をより美しく見せるためのドレスだというが、ネット上では、

《申し訳ないが、金太郎に見えてしまう…》

《子泣きじじいが浮かんでしまった》

《おぼっちゃまくんの「びんぼっちゃま」を思い出した》

《何よりお腹の子を第一に考えるべきで、妊婦はお腹を冷やしちゃダメでしょ》

 など、さまざまなコメントが寄せられている。

「マタニティファッションというと、日本ではふわっとしたワンピースでお腹を隠しがちですが、アメリカでは妊婦が肌の露出の多い服を着るのは特に不自然なことではありません。そのあたりは文化の違いでしょうから、日本の視聴者が驚くのも仕方がないかもしれませんね。とはいえ、多様性が認められる社会なので、今後も様々なデザインのマタニティウェアが現れることでしょう」(現地の新聞記者)

 大胆な衣装が日本に伝来する日も近い!?