矢口真里

 元モーニング娘。の矢口真里に“やらせ”を疑う声が噴出している。

 2月21日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)内で、【『男の知名度100%』で『女の知名度0%』のモノ、ギリ存在する説】という検証企画第2弾が放送された。

 麒麟・川島明が司会を務めるクイズ形式で、男性・女性チームに分かれて「男性なら全員知っている」「女性なら全員知っている」問題を出し合い、正解率が男性100%:女性0%(逆も然り)を目指すという企画。

 男性チームは『ダウンタウン』浜田雅功、『野性爆弾』くっきー!、『メイプル超合金』カズレーザー、『令和ロマン』高比良くるま、そしてプロボクサーの那須川天心が参戦。

 一方でYOU、矢口真里、ホラン千秋、お笑いコンビ『エルフ』荒川、女優でモデルの森日菜美が女性チームを組んだ。性別もさることながら、チーム内の世代間ギャップも考慮して出題しなければならない難企画となっている。

 互いに「麻雀で使われるリーチ棒は何点?」「このスニーカーのフルネームは?」、「スカートの下に履くスカート上のインナーは?」「キティちゃんのボーイフレンドの名前は?」などと、男性・女性なら知っているであろう問題を出していくも、なかなか「100%:0%」には辿り着かない面々。

ミニモニ。初期メンバーの名前は?

 すると順番が巡ってきた矢口が出題したのが、「ミニモニ。初期メンバーは辻(希美)、加護(亜依)、矢口と誰?」という、自身が所属したユニット『ミニモニ。』メンバーの名前を答えるというもの。

 これに男性チームは5人中2人が正解と「0%」できず、しかも女性チームは5人中で矢口1人が正解とまさかの撃沈。これには浜田も「やばいですよ」と笑い、川島も「問題として成立しませんでしたね」ときびしい指摘

 男性チームの正解率を下回る出題をしたペナルティとして、女性チーム全員が椅子に仕掛けられた“ビリビリ椅子”の餌食に。引き続き互いに問題を出し合うも、なかなか“説”を検証できない浜田ら出演者たち。

『ミニモニ。』左から辻希美、矢口真里、加護亜依、ミカの初期メンバー(2001年)

 最後の出題を任されたのはYOU。「ストッキングの濃さを表す単位は?」との女性ならではの問題に、「おぉ〜、めっちゃいい問題」と頷くのは隣に座る矢口。「若い子も大丈夫だよね?(単位の名前)変わってないよね?」と心配するYOUに、22歳で最年少の森も「いけると思います」と太鼓判。

 ところが、意外にもカズレーザーと高比良の2人が正解の「デニール」を回答。女性チームが正解率「100%」を出して、最後の問題でも“説”はお流れになると思われたがーー、

「矢口デニーロ」で盛り上がり

川島「さあ、それでは一斉にオープン!(YOUは)デニール、(矢口は)デニーロ!? うわ、やった、やった!“デ・ニーロ”の方や」

くっきー!「グッドフェローズ」
川島「ゴッドファーザー」
カズ「タクシードライバー」

 まさかの「デニーロ」回答を出して「やばい、ごめんなさい」と映し出される矢口に、スタジオ内が大爆笑の流れに乗って、アメリカの名優ロバート・デ・ニーロの代表作がテンポよく繰り出されてオチがついたのだった。

 勝敗はチームの正解総数に委ねられるも、矢口による数々の“やらかし”が響いてか女性チームが敗退。またもやビリビリ椅子発動で悶絶する5人に、川島が「全ては矢口・デ・ニーロのせいです」と締めて番組終了ーー。

 放送後のSNSでは、視聴者による《矢口デニーロww》が多投され、《今日の水曜日のダウンタウン当たりでした。めっちゃおもしろかった》と、松本人志不在ながらも放送に満足する声が多数。一方で、

《矢口絶対やってるやん! わざと間違えてオチ狙ってるやん》
《水ダウ 矢口やってんな。 やるならもっと上手くやれ。 腹が立つ。あざとい。》
やっぱり矢口が嫌い。 昨日の水ダウもだし、アピールがうざい。もう賞味期限も消費期限も切れてるし、クローゼットに帰れ》

《矢口プロ流石です笑》

 矢口はわざと間違えて回答したのではないか、つまりは“やらせ”を疑うような意見も散見されたというわけだ。「わざとかどうかは分かりませんが」と笑うのはバラエティー番組に携わる放送作家。

「当初は“いい問題”と正解を知っている素振りだっただけに、まさかの“デニーロ”にガックリきた視聴者もいたかもしれませんが、番組的にはオチもついて一番盛り上がりました。完全に矢口さんのファインプレーです。

 かつて一人称を“おいら”と呼んでキャラ付けし、どうしたらテレビで目立てるかを常日頃から研究熱心だった彼女。代名詞の“ワイプ芸”もさることながら、現場プロデューサーの反応を見たり、制作側の意図を汲み取って“やってほしいこと”をやってくれる瞬発力は芸人顔負け。今回の活躍ぶりを見ると衰えてませんね(笑)」

 翌22日にも、同局で川島がMCを務める『ラヴィット!』に出演しては、『マヂカルラブリー』野田らと結成した“ノダモニ。”を披露してスタジオを沸かせた矢口。

《矢口プロ流石です笑》
《絶対わざとだろ笑 テレビの撮れ高把握能力と自己プロデュース完璧すぎて尊敬するわ》

 まだまだ矢口はテレビに“求められる”存在のようだ。