『newszero』ホームページより

 平日夜の報道番組『news zero』が、4月から曜日パートナーを一新すると発表した。ラグビー元日本代表で、ラグビーワールドカップ2019の公式アンバサダーを務めた廣瀬俊朗が担当する木曜日には、新たにドラマーのシシド・カフカが就任。ちなみに火曜日は、俳優の波瑠が務めることがわかっている。

なぜ彼女がニュースに?

シシド・カフカ

 シシド・カフカはミュージシャンとしては知る人ぞ知る存在だが、一般的な知名度は微妙なところだ。ドラマやCMなどにも時々出ているものの、報道番組への起用には《正直、何で彼女が選ばれたのかが不明すぎる》との声が続出している。

「シシドさんは175cmの長身に、長い髪を振り乱してドラムを叩くカッコいい姿が印象的ですが、業界内では知見の広さも有名です。これまでも教育系番組『NHKスペシャル』や、テレ東の『新・美の巨人たち』への出演で、その知的な一面を見せてくれました。また彼女はメキシコで生まれた帰国子女ということで、外国からの視点で意見を言える経験の豊富さにも期待されているのではないでしょうか」(芸能ライター)

 波瑠に関しては、《なぜ彼女がニュースに?》といった声の他に、《ドラマにも出まくっているのに、さらに毎週ニュースに出させるなんて働かせ過ぎじゃないか?》などの声も上がっている。

専門家の穴埋めに俳優やアーティストに疑問の声

波瑠

 確かに、波瑠は今年だけでもすでに『グレイトギフト』、『ガラスの城』と2つのドラマに出演。しかも『ガラスの城』は主演である。ここ何年かはほぼ毎月、何らかのドラマに出演しているため心配の声が上がるのも無理はない。

「今回はシシドさんと波瑠さんの起用が世間を騒がせていますが、そもそも『news zero』には長年月曜日のキャスターを務めている櫻井翔さんがいます。

 4月からのキャスト変更でも櫻井さんは続投が決まっているのですが、他の曜日を担当するメディアアーティストの落合陽一さん、クリエイティブ・ディレクターの辻愛沙子さんは軒並み卒業です。言ってみれば、専門家が卒業してその穴をタレントやミュージシャン、俳優が埋める状況に疑問を抱く人がいるのは当然でしょう」(前出・芸能ライター)

 他にも水曜日には22歳の俳優、板垣李光人がパートナーを務めることに。同番組はあくまで報道番組のはずだが、これだけ芸能人で固めてしまえば《まるでバラエティ番組ではないか》と言われるのも仕方のないことだろう。これらの声を覆せるかどうか、新キャスターの奮闘に期待したい。