下田翔太
下田翔太(しもだ・しょうた) ●2002年7月9日生まれ。東京都出身。幼少期にスカウトされてアミューズに所属。『第2回スターキッズオーディション』審査員特別賞。5歳からCMや広告のモデルとして活動。好きな食べ物・麺類。嫌いな食べ物・イチゴ(加工されたものは食べられる)。好きなこと・ゲーム、音楽を聴く(SEKAI NO OWARI、K-POP)。趣味・釣り(最大の釣果は40㌢超の鯉)。身長163センチ。足のサイズ25センチ 撮影/佐藤靖彦


「一生に1度の体験、12年分の思い出を1か月で経験したと思うくらい心に残っていることが多いです。なかでも最後の合唱シーンは、自分でも涙目になるくらい、いい歌が披露できたので、いちばん印象に残っています」

 長崎県・五島列島の中学校を舞台に、女教師と生徒たちの合唱を通した心のふれあいを描いた『くちびるに歌を』(公開中)で、合唱部員の桑原サトル役で映画に初出演。多感な少年を好演している。撮影は昨年の夏休みに、長崎でオールロケ。半年間の合唱訓練を受けて臨んだ。

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映画『くちびるに歌を』のワンシーンより

「合唱部は、優雅に歌って楽しいイメージだったけど、全然違いました。地道に腹筋や体幹を鍛えてしっかりと声が出るトレーニングをして、ハードでした。(共演者と)協力していい音色を聴かせようとするので仲がよくなるし、仲がよくなると、さらにいい歌が歌えるという、とても素晴らしいものだなと思いました」

 しっかりした物言いに、驚かされたが、マネジャーいわく「ボーッとしているタイプでしたが、今回の映画で全然、変わりました」。

 内面だけでなく、撮影後から身長は5センチ近く伸び、文字どおり成長盛りだ。春からは中学生になり、学業と両立させながら俳優を続けていく。

「自分の性格に関係なく、いろんな役を演じられ、そのなかでも演技の個性が違うのが魅力です。いろんな人と巡りあって、いろんなところを勉強して、上手な演技ができるようになりたいです。好きな俳優さんは、『仮面ライダー電王』の佐藤健さんです」。

 数年後には、ライダー役を射止めているかな?