サスペンスドラマでおなじみの人気女優・山村紅葉。実は“芸能界一のキティラー”として知られていて、ファン歴40年という筋金入り! そんな彼女が、キティの魅力をアツく語る─。
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■キティちゃんが特別な理由

 高校生の時にファンシーショップで見かけて、ハンカチやペンを買ったのがキティちゃんとの最初の出会いでした。

 当時、京都の実家で、レオちゃんというふっくらしたかわいい白猫を飼っていたんですが、大学で上京する時に連れて行くわけにもいかず……。ということで、レオちゃんに似ている猫=キティちゃんを本格的にかわいがるようになったんです。

 キティちゃんの魅力はいろんな表情を見せてくれるところだと思います。口も白目もない顔立ちなので、自分が悲しい時はいっしょに泣いてくれているように見えるし、自分がうれしい時はいっしょに笑ってくれているようにも見える。一心同体になれるというか。

 最初はペットのつもりだったんですが、恋人であり、わが子でありという感じで、もはやなくてはならない存在ですね。

■キティちゃんに囲まれた生活

 現在、家には180体ほどのキティちゃんのぬいぐるみがあるんですが、話しかける時はみんなにして、遠くにいる子と前にいる子の場所を交換したりなど、どの子も平等にかわいがるようにしています。

 キティちゃん関連のプレゼントはよくみなさんにいただきますね。同じものが重ならないようにとお気遣いをいただくんですが、東京の家用、実家用、楽屋用とそれぞれ置けるので、3つまでは重なっても大丈夫。もう1つ増えたら永久保存用に(笑い)。でも、いろんなグッズが出ているので、4つ重複することはほぼないですね。

 地方公演の時はタンスからドレッサーまでキティちゃんグッズを持って行きます。福岡・博多座での公演時は、キティちゃんグッズ一式をフェリーに乗せて連れて行きました(笑い)

 自宅では寝室からトイレまで、あらゆるキティちゃんグッズを使っています。寝室はカーテンも布団カバーもキティちゃん、お茶碗やグラスといった食器類もだいたいキティちゃんで、日常的に使っています。

 でも、底に顔が入っているフライパンは、だんだん焦げていくのがかわいそうで、好きだからこそ使えないものもあります。また、キティ柄のティッシュは使う前に「ごめんね」と言ってから使っていますが、トイレットペーパーはムリ! 申し訳なさすぎて、使ったことがないですね(笑い)

 今年のお正月は、キティちゃんのかまぼこなどを使って、おせちを作ったんですよ。最初にキティちゃんに見せて「作ったよ、どうかしら?」と、おうかがいしてからいただきました(笑い)。11月1日の誕生日にはシャンパンを抜いてお祝いして……われながら本当にキティちゃんのことが好きですね(笑い)。

■いつか、キティちゃんとのコラボができるのなら…

 でも、これだけキティちゃんに囲まれた生活をしていても、まったく飽きないんですよね。山ほどあるグッズも、どれがあるかないかちゃんと記憶しています。

 いまだにサンリオのショップに行ったら目が爛々と輝きますし、『サンリオピューロランド』も大好きです。でも、いちファンとして行きますので、乗り物は普通に並んで乗りますし、パレードも自分で場所取りをします。大分の『ハーモニーランド』も、ロケの合間の休みを使って行ってきました。キティちゃんと何回も写真が撮れましたし、パレードの時も5回くらい、私のことを見てくれたかもしれません(笑い)。

 いつか、キティちゃんとのコラボができるのであれば、キティちゃんがお着物を着て、私はキティちゃん柄のお着物を着て、というのをやってみたいですね。