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お笑いコンビのココリコが司会を務めるバラエティー番組『いきなり! 黄金伝説。』(テレビ朝日系毎週木曜夜7時放送)が、丸15年を迎えた。前身の深夜番組『ココリコA級伝説』からゴールデンタイムの看板番組の顔となったココリコの遠藤章造(43)、田中直樹(44)が振り返る―

 

―まずは、番組が丸15年を迎えた感想からお願いします!

遠藤 15年も続くとは思わなかったので、これもいろんな人のおかげで、感謝しています。ひとつひとつの企画、伝説の積み重ねの結果だと思う。20代でスタートしたこの番組は変わらずにあるけど、オレ自身は結婚して、子どもができ、離婚して、いろいろ変わりました(笑い)。

田中 深夜からやってきた気持ちと大きく変わってないです。1回1回が必死で、気づいたらゴールデンで丸15年がたっていました。深夜の2人から始まって、放送時間が変わってからは、榊原郁恵さん、松居直美さん、よゐこ濱口さん、タカトシ、オードリーとメンバーが増えていった。スタッフ含めて、いろんな人に支えられて続けてこられたとあらためて思います。

―濱口さんの"獲ったど~"は、番組の代名詞にもなっています。

遠藤 いいキャッチフレーズを作ってくれたと思うので、ありがたい。

田中 番組のイメージがわかりやすいし、内容の幅もグンと広がったと思う。

―サバイバル企画は中村獅童など出演希望者もいるが、惹きつけるのは?

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田中 ガチだからだと思います。大変だけど、くだらないことを一生懸命やり、その先に何が待っているのかという番組のコンセプトに興味を持っていただけたのかな。

遠藤 ドキュメンタリーみたいなところもありますよね。

―これからやりたい伝説は?

遠藤 オレの生きざま伝説じゃないけど、新しい家族をつくる様子をやってもいいかも(笑い)。

田中 おじさんと言われる年齢になって、いろんなことにチャレンジして、今の僕らがどれだけできるのかというのも面白い。

遠藤 いちばんしんどかった企画を出演者同士でシャッフルして、挑戦するのもいいかもね。

―今後に向けては?

遠藤 これまでアクシデントもなくできたのはスタッフのケアがあったから。これからも1回1回を大事にして、16年を迎えたい。実は、娘が、深夜時代の番組DVDを「めちゃ面白い」と言って、しょっちゅう見ているみたいです。そいうのを聞くと、狙ってはしないけど結果、残せるような番組になったらいいなと思う。娘が子どもを産んで、孫に「おじいちゃん、まだあの番組やっているんだ」と言われるのが、理想です。

田中 僕は、パッション屋良くんが、食が細いのに大食い企画に挑戦するのが大好きだった。最近は出てくれてないので、現状報告だけでもしてほしいです。

遠藤 "黄金"同窓会とかやってみたいです。ふかわりょうの両親や鈴木宗男さん父娘などいろんな方が出演してくれたので、一堂に会したら楽しいかな、と。

田中 バカバカしいことにチャレンジすることをコンセプトに始まった番組なので、ほかでは見られないような黄金伝説ならではのことをこれからもやっていきたいです。

遠藤編:ファミレスのメニューをすべて食べきる男

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「プロデューサーから直接電話をもらい、身体を張る企画に挑戦してくれ! と懇願され、やるやらないの押し問答。当時ハマっていたゴルフの誘い文句に折れた。視聴率が13.2%だったのも覚えています」

田中編:なぞなぞ戦士タナカイダー

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 ゴールデンタイム進出で深夜にはなかった子ども受けを狙い、力を入れた企画。「ちびっこのリクエストに応える戦隊キャラだったが、視聴率が非常に悪くて、いつの間にかフェードアウトしました。テレビの厳しさを実感しました」

 


撮影/伊藤和幸