「いま撮影しているシーンには、高校生時代もあるんです。映像を見ると、自分でもいいなと思いますし、胸がキュンキュンします(笑い)」

20150728 fukushi (6)
ジムに行ったり、水泳をして鍛えています。あと食生活にも気をつけています。お昼以外は炭水化物を抜いて、タンパク質をとるようにして。(好きなパーツは)昔からですが、肩。肩の表面と裏の筋肉は発達しやすいから好きです

 作品ごとにトキめく女性を増やしている福士蒼汰が、『恋仲』でゴールデン連ドラ初主演にして、月9初主演を飾る。

 彼が演じるのは、優柔不断で不器用な建築事務所のアシスタント・葵。高校を卒業しても、本田翼が演じる初恋の幼なじみ・あかりを一途に思い続けているが、ある日、彼女と運命の再会を果たすことで、物語が動き出していく。

「いままでの恋愛作品で演じることが多かったキャラクターとは、まったく逆の人物。こんなにウジウジしている役は初めてなので、面白いです(笑い)。ここまでやっていいんだって、新たな自分が出てきた気がします」

 笑顔の彼に、過去の出演作に出てきたキャラのように、女性がキュンとすることを、サラッとできちゃうイメージだと伝えると、

「そんなことないです。確かに姉がいるので、女性との距離感はそんなに遠くないかもしれないです。でも、少女マンガに出てくるような“壁ドン”“肩ズン”はできないというか、恥ずかしくて。男からしたら、本当にカッコいいのかな? と思う部分もありますし。同性が思う、カッコいいこと。例えば、なにかを決断するときは、自分からリードしていきたいとか。そういうことができる男でいたいです。僕自身は、葵のように、優柔不断ではないと思います。でも、人生の選択はスパスパ決めるけど、ファミレスのメニューはすごく迷います(笑い)」

 そんな素顔を見せてくれた彼に、自分で見てもキュンとしたドラマシーンを挙げてもらうと、

「1つのイヤホンで一緒に音楽を聴くシーンや、海沿いを自転車に乗って走る場面は青春だな~と思いました。あと、幼なじみの葵とあかりの関係も、難しいかもしれませんが、羨ましいです。家に帰ったらあかりが“おかえり”って、迎えてくれて“おまえの家じゃないだろ”というやりとりが。自分は姉がいましたけど、それとは違うから(笑い)」

 結婚式という衝撃のシーンから始まる今作(誰と誰が結婚するの!?)。実際の結婚や恋愛は「いまは、仕事を頑張りたい気持ちのほうが強い」という福士に、どんな女性に惹かれるかを聞くと、

「明るい人です。これだと、アバウトですよね(笑い)。元気すぎると困っちゃうけど、自分がそんなに明るくベラベラと話すタイプではないので、反対の女性がいいと思います。いい距離感でいられる、笑顔の似合う人が」

 


撮影/高梨俊浩 スタイリスト/渋谷清人 ヘアメーク/高橋幸一(Nestation)